「WGCブリヂストン招待」で逆転勝利。今季3勝目を挙げた松山英樹のスウィングを、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修の解説でお届けします。

顔の向きに注目! 目線は残しイメージしたターゲットに飛ばす

もはや世界のトップ中のトップ選手となった松山選手。そのスウィングで注目すべきはインパクトでの顔の向きです。下の写真を見るとわかるように、ボールはまったく見ていないようです。同時に、ターゲット方向に目線が流れることも一切ないのがわかります。

ゴルフはターゲットスポーツでありながら、目線がターゲットに正対していない数少ないスポーツです。そのため、ついターゲット方向に顔が向いたり、上半身が開いてしまいがち。それを防ぐためにはしっかりと頭の中でターゲットをイメージしておくことが重要になります。

画像: ボールを見て打つというよりも頭に描いたターゲットに飛ばす

ボールを見て打つというよりも頭に描いたターゲットに飛ばす

ブリヂストン招待での松山選手の場合、そのイメージを描く力が強く、尻上がりに集中力が上がることで、ますますターゲットに真っすぐボールが飛んで行くという好循環を生んでいたように思います。「顔は正面、イメージはターゲット」。簡単そうで難しい、ゴルフならではのこの動きが、完璧に実行できていましたん。

では、どうすればターゲットに対するイメージを高めることができるのでしょうか。簡単なドリルをご紹介しましょう。

テニスボールを持ってアドレスの形をとり、目線を動かさずに、そのテニスボールをゴミ箱めがけて投げ入れるようにしてもらいたいのです。このドリルをやると、ターゲットをイメージする力と集中力が高まりますし、ヘッドアップや上半身が開いてしまうことも防いでくれます。

松山選手のスウィングを真似するのは大変ですが、彼の類まれなるターゲットイメージ力はアマチュアゴルファーの参考にも大いになります。ぜひ、ご自宅で試してみてください。

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