テクノロジーの粋を集めた“禁断のアイアン”誕生
今回発表されたのは、「エピックスターアイアン」と、数量限定の「エピックプロアイアン」の2機種。アイアンに求められるやさしさがありながらも、ドライバーと同じ禁断の飛びを手に入れることができるというのがウリだ。
構えた顔つきを見る限り、キャロウェイらしい適度なグースネックで、いかにもやさしく打てそうな印象を受けるが、ドライバー同様の飛び性能を引き出すべく、ボディ強度が高められているという。それによりインパクト時のエネルギーをよりフェース部に集中させ、キャロウェイのアイアンのなかでも、もっとも高いボール初速を稼げるという。
契約プロの上田桃子が、同社のレガシーアイアンと打ち比べたところ、レガシーの7番アイアンの飛距離が155ヤードだったところ、エピックスターアイアンの飛距離はなんと「193.8ヤード」だったというから驚き。同じ7番で飛距離差は約40ヤード。往年のキャロウェイのキャッチコピーではないが、「こんなに飛ぶなら先に言ってくれ」状態になりそう。
エピックプロはスターに比べてグースの度合いが小さく、ロフトも全番手で1度寝ているが、それでも飛距離性能は高いという。
カーボンクラウンのユーティリティも登場!
アイアンだけでなく、ユーティリティも登場した。「エピックスターユーティリティ」は、エピックのドライバーやフェアウェイウッドに採用されたカーボンクラウンをユーティリティに初採用。それによって生まれた余剰重量をソールに配置することで重心を最適化し、ルールに迫るフェースの反発性能と相まって、高い飛距離性能を実現したというモデル。
番手設定は20度(4H)、23度(5H)、26度(6H)、29度(7H)の4つ。エピックスターアイアンの7番アイアンがロフト26度、8番アイアンが30度なので、29度の7Hを採用した場合、ロフトだけ見ればアイアンは「8番から」でもオッケーとなるかもしれない。このあたり、組み合わせを考えるのも楽しい。
アイアン、ユーティリティともに販売開始は9月15日から。エピックユーザーならずとも、気になるモデルになりそうだ。