山梨県の富士桜CCで開催中の2017年のフジサンケイクラシック。その初日16番ホール、薗田峻輔がホールインワンを達成。その1打には、なんと800万円の高額賞金がかかっていた!
「“近くに止まってくれ!”という感じでした」
初日の16番ホール(217ヤード、パー3)。薗田峻輔が5番アイアンではなった一打はピンに真っすぐ飛んで行った。キャディが「入るんじゃない」と言った瞬間、ボールは“カコン”とホールの中に。ホールインワンだ!
実は、薗田にとってツアーでのホールインワンは初めて(プライベートも含めれば3回目)。このホールにはホールインワン賞が設定されており、2008年にフランキー・ミノザが達成して以来達成者がいなかったことから、2014年に上限である「800万円」という高額賞金に達していた。
薗田のツアー初のホールインワンは、実に賞金800万円に化けた(最終日までに別の選手が達成すれば、均等割)わけだ。
「そこ(16番)まで3オーバーできていて、バックナインでなかなかバーディがきていませんでした。そこでは純粋に良いショットが打てて、ピンの方向に飛んでいっていたので“近くに止まってくれ!”という感じでした」(薗田)
このホールインワンでスコアを縮め、首位とは4打差の1オーバーの17位タイで初日を終えた薗田。この勢いで、2013年以来遠ざかっている優勝も手にしたいところだ。
(写真/姉崎正)