プロのツアー会場でたくさんのクラブを持って忙しそうにプロたちと話している人がいる。いわゆるツアーレップと呼ばれる人たちで、ツアー会場にはなくてはならない存在なのだが、具体的にどういうことをしているのだろうか? 話を聞いてきた。

「レップ」って一体なに?

こんにちは! バンキシャM子です('◇')ゞ 私がよく行くプロツアーの練習日。プロたちや運営スタッフや我々記者のほかに、クラブを持ち歩いてプロたちと話しながら忙しそうに動き回っている"ツアーレップ"という存在がいるのをみなさんご存じですか?

レップというのは「represent(レプレゼント)」の略。組織などを“代表する”という意味で使われています。ツアーレップの人たちの仕事は、ツアー選手からの要望を聞いてクラブの調整や交換をしたり、選手の意見から感覚を汲み取ってその選手に合わせたクラブを調整すること。出張版のゴルフ工房という感じでしょうか。

画像: ツアーレップの本拠地(?)ツアーバス

ツアーレップの本拠地(?)ツアーバス

また、契約外選手が自社のギアに興味を示した時にもツアーレップの出番。すぐにその選手用のクラブを用意して使ってもらうようにする営業としての役割も担っているので、現場では文字通りメーカーを代表した存在と言っても過言ではありません。

ツアーレップに話を聞いてみた

ゴルフ5レディスの練習日、練習グリーンで葭葉ルミプロが赤いオデッセイを何本も試打していました。その傍らにいたのがオデッセイのツアーレップ本杉保さん。ということで本杉さんに話を聞いてみました。

M子:葭葉プロが何やら赤いオデッセイを試していたようですが、どういった経緯だったんですか?

本杉さん:一番最初に赤パターを使ったのは上田桃子プロだったのですが、葭葉プロも打ってみたいという要望を頂いて用意してきました。

M子:基本的にはオデッセイと契約している選手だけですか?

本杉さん:実はオデッセイは基本的に契約プロというのは設けていないんですよ。使ってみたいというプロがいれば、用意させていただきます。その中で、長さを調整したり、使ってくれるプロ仕様に調整してお渡ししています。

画像: ツアーバスの中は工房のようになっています

ツアーバスの中は工房のようになっています

M子:そうなんですね。基本的にはツアーに常に帯同しているんですか?

本杉さん:そうですね、練習日の火曜と水曜、どちらかと言うと水曜をメインに選手たちとコンタクトをとってツアーバスに戻って調整しています。

M子:新しい商品が出ると、発売前にまずプロたちが打つことが多いと思うのですが、そういった発売前のものも、どんなプロにも試打してもらっているんですか?

本杉さん:発売前のクラブに関しては新規のプロに渡す前に、オデッセイを使っているプロに使ってみてもらいますね。今回の赤パターに関しても、あれは(既存モデルである)オーワークスの色違いなので、オーワークスを使っているプロに渡して反応をまず確かめてみました。反応はまずまずです。

とのことでした。クラブのプロフェッショナルがいてくれるからこそ、選手たちも安心してプレーできるんですね! 選手を支えるツアーレップ。ぜひみなさんも覚えておいてくださいね。

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