丸山茂樹プロデュース「いちかわアイアンプレミアムシリーズ」
国産ゴルフクラブ発祥の地、兵庫県市川町と米ツアー3勝を誇る丸山茂樹プロがコラボレーションし、2種類のウェッジを「いちかわアイアンプレミアム」と称して展開することを発表した。しかも、ふるさと納税を中心に展開するというからユニークだ。
兵庫県市川町といえば、大小のメーカーが軒を連ねる“アイアンどころ”として、また“国産ゴルフクラブ発祥の地”として業界では有名。この市川町の鍛造アイアンを、地域産業振興のため丸山がプロデュースしたというのが今回の経緯のようだ。
ウェッジは2機種で限定300セット。ふるさと納税と、市川町商工会のECサイト、姫路・西はりま地場産業センターのECサイトで販売中だ。
ところでゴルファーならば気になるのは「一体どんなウェッジなんだ?」という点。というわけでプロデュースするにあたっての丸山のコメントを見てみよう。
「最近はストレートネックのウェッジがよく出回っていますが、日本の芝にはストレートネックより、オフセットをつけたウェッジの方が合っていると思います。私自身も日本に戻ってからは、少しオフセットをつけたウェッジでプレーしています」(丸山、以下同)
本格的にもほどがある! 「タイプS」と「タイプK」2種類のウェッジ
まるみがあるが、洗練されたシャープさを残す顔つきに、適度なセミグースを採用し、構えたときにやわらかく包み込むような安心感を与えてくれるのが「いちかわアイアンプレミアム TYPE S」。
もうひとつが「タイプK」。バックフェースにCNCミリング加工を加え、ヘッド重心を高く設定する事により、抜群のスピン性能が実現したという。
「Type Kはグースネックでフェースも大きく、どこか懐かしさを感じさせる形ですが、構えたときにボールを包み込むような安心感とスピン性は抜群です。1年半試作に試作を重ね、ようやく完成しました。上級者から初級者まで満足できるものに仕上がっていますので、是非手にとってお試しください」
米ツアー3勝の丸山茂樹と国内クラブ発祥の地である市川町のコラボレーションで大注目のこのウェッジ。ふるさと納税と、地元ECサイトでしか購入できない限定品とあって、のちに「幻のウェッジ」と呼ばれそうな気配だ。
写真提供/市川町商工会