2017年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」は最終日、2位と4打差の圧勝で畑岡奈紗が史上最年少の通算2勝目となるプロ初優勝を飾った。圧巻のゴルフで勝利した畑岡奈紗のスウィングをプロが解説!

どこを探してもゆるみがない! 

畑岡選手と言えば、2016年の日本女子オープンを制したキレのあるアイアンショットが印象的ですが、今大会でも2日目は64、3日目65と両日とも8個のバーディを奪う圧巻の追い上げを見せました。また、3日間の平均飛距離は251ヤードで全体の4位と飛距離も持ち合わせています。

その秘密は、スウィング中のゆるみのなさにあります。ゆるみがないとは、両わきがしっかりと締まり、体の回転量と腕の運動量が比例していること。写真1をご覧ください。アドレスでは腕を内側に絞るように両わきを締め、スウィング中ずっとその締まった感じが保たれています。

これは、「体を使った分だけ飛ばせる」スウィングだといえます。とにかく腕やクラブを振ってヘッドスピードを上げるんだ! というスウィングではないため、縦の距離のコントロールがしやすいのがその特徴で、ピンをデッドに攻められるのは、このスウィングあればこそ。

それでは飛ばないのでは? と思いきや、前述のようにドライバーも飛んでいます。これは、ドライバーのときは思いっきり体を使っているということの表れ。体をフルに使っても腕が振り遅れたりせずに、いわゆる体の正面にキープされることで飛距離と方向性が高まります。これを言ったら解説もなにもないのですが、体と腕を同調させて振ることは、プロなら誰でも心がけていること。畑岡選手の場合、その精度が非常に高く、それが爆発力につながっています。

画像: 両わきの締まりはスウィング中キープされている(写真1)

両わきの締まりはスウィング中キープされている(写真1)

アマチュアのみなさんの参考になる点は、ズバリ、アドレスです。アドレスで腕を内側に絞るように両わきを締めると、胸の筋肉(大胸筋)に適度に力が入ります。そうすると、ひじから先は力が抜け、クラブヘッドの加速を妨げずに大きな飛距離につながります。グリップを強く握りすぎてしまう人などは、一度試してみるといいと思います。

今季は米女子ツアーに挑戦するも結果を残せず、この秋の予選会(QT、クオリファイング・トーナメント)を再度受けることに。今回優勝したことで来季の米女子ツアーのQTにも自信を持って臨むことができますので、来季は日米両女子ツアーで活躍してくれそうです。

写真/大澤進二

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