プロたちの練習風景から見えるもの
こんにちは! バンキシャM子です('◇')ゞ 男子ゴルフツアーも女子ゴルフツアーも年に何度か練習日を見学に行くことができる大会があります。また、試合当日でも朝の練習場ではウォーミングアップしているプロたちを見ることもできますよね。そんな時、みなさんはプロたちのどこを見ていますか?
畑岡奈紗プロが優勝した2017年の日本女子オープンの練習日、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修が畑岡プロを見て「畑岡選手は調子がいいね」と言っていました。他にも鈴木愛選手も「いいねぇ」と。実際に畑岡プロは優勝、鈴木プロも4位。中村が調子がいいと言った選手はやはり調子が良かったようです。
こういう“眼力”はいかにもプロならでは。練習を見て「調子がいい」って、一体どこを見て言っているのか、聞いてみました。
中村:その選手の調子がいいかどうかを見るには、まず選手たちが打った時のショットの“音”ですね。何度打っても音が一定の選手は同じ球が打てているということになります。
M子:なるほど。音が重要なんですね。他にもありますか?
中村:もちろん音だけじゃなくて、球筋も見ていますよ。飛ぶ、飛ばないではなく、見ているのは飛距離や球筋が一定か。打つごとに球の高さや飛距離が違ったり、球筋が左右にぶれている選手などは、まだ調整中の可能性が高いです。練習日や試合当日の朝の練習の時に、すでに仕上げてきているか、その時にまだ調整をしているかの違いで、試合では大きく変わります。
M子:選手たちは練習日にすでに仕上がっている必要があるということですか?
中村:自分が打つ球が安定しているかしていないかというのは、ピンがデッドに狙えるか狙えないかという部分にも関係してきますからね。もちろん試合当日朝の練習で最終的に仕上げてくる人もいますが、練習日の時点で仕上がっている選手はやはり安定感が違います。それに、メンタル面でも自信が違うでしょう。
とのことでした。音と球筋を見るとその選手の調子がわかるということでした! みなさんもプロたちの練習を見学する際にはぜひ音と球筋に注目してみてくださいね!