この秋の最注目クラブである“10代目ゼクシオ”をめぐり、週刊ゴルフダイジェストでは、3人のゴルフクラブの専門家が、3週にわたってきになるその性能を大予想。果たして識者3人の“ガチ予想”は的中したのか!? 公式発表を受けて、答え合わせしてみた!

新しいゼクシオの正体は“芯に当たる”クラブだった!

10月2日に“情報解禁”された10代目ゼクシオの名称は「ゼクシオ テン」。週刊ゴルフダイジェストでは、発表に先立って、ゴルフクラブの専門家であるマーク金井、関雅史、鹿又芳典の3人によるゼクシオ“ガチ予想”を3週に渡り行ってきたが、ここで答え合わせ。果たして識者3人のガチ予想は当たったのだろうか?

クラブの専門家が思わずウナった

先に“正解”を述べておくと、ゼクシオ テンドライバーは、シャフトの挙動によって打点のバラつきを抑えることで芯に当てやすく進化し、しかもそのヘッドの芯も上下左右に拡大し、過去最大の広さに。シャフトとヘッドの相乗効果で芯に当たりやすいドライバーに進化していた。

ソールにはスリットが入り、反発性能も過去最高。鮮やかなブルーのカラーを身にまとい、横綱がさらにパワーアップしたような、そんな進化を示していた。

また、従来通りシャフト重量が重い“Miyazaki model”もラインアップ。それに加えて、今回はさらにこだわりたいゴルファーの要望に応えるカスタムモデルが登場したのもニュースだ。

アイアンに目を向ければ、1度のストロングロフト化と、0.25インチと若干の長尺化で飛距離アップすると同時に、低重心化を進めることで高弾道も両立した。過去最高の“飛ばせるゼクシオ”だ。

ちなみに、シリーズを通じて評価の高いにユーティリティは、今回から「ハイブリッド」という名称に変更となった。世界市場ではハイブリッドという呼称が一般的なため、ワールドワイドを見据えてのことのようだ。今後国内でもユーティリティではなく、ハイブリッドという呼称が一般的になっていく、そのきっかけとなるかもしれない。

さて、ここからは本企画の主旨に立ち戻り、識者3人の予想が当たったのか、外れたのか、そこを見ていこう。まずは、クラブアナリスト・マーク金井さんの予想から。

「ゼクシオユーザーの期待を裏切らないクラブですね」byマーク金井

【的中】クラブがパフォーマンスを上げる!

【外れ】重量調整可能ヘッドになる!?

「重量調整可能ではなかったですね(笑)。大きな変化ではなく、正常な進化を行った印象で、例えるならば“ホームランか三振か”の一か八かではなく、確実にセンター前ヒットを狙ってきたという印象。反発力を高め、芯に当てやすいという機能は、従来のゼクシオユーザーを裏切らないクラブと言えます。アイアンに関しては、『フルカーボンになる』という予想は外れましたが、スペック的には予想通り。非常にシンプルな形状は好印象で、期待以上。どちらもゼクシオらしい“進化”ですね」(マーク金井)

マーク金井も「このアイアンは“予想以上”」と唸る出来だ!

長くつづいたゼクシオの“調整機能なし”という伝統を捨て、「重量調整可能ヘッドになる!」と大胆予想したが、残念ながら不正解。ゼクシオならではの正統進化を、素直に評価していた。

つづいては、プロゴルファーの関雅史プロの“答えあわせ”を見てみよう。

「ゼクシオが未来へ一歩踏み出した」by関雅史

【的中】Xソールで名前はゼクシオ X(テン)!

【外れ】“重ヘッド”で飛ばすクラブに!?

「『Xソールになる』と『ゼクシオ X(テン)』という名称が当たったので個人的には大満足(笑)。ドライバーはソールにスリットが入ったり、カラーも明るいブルーになったりと、進化と変化を感じます。ちょっと未来を感じるというか。アイアンは、相変わらず安心感のある形状で、見た目からミスヒットへの強さを感じます。全体的に、既存ユーザーを満足させつつ未来への一歩足を踏み出している、そんな印象を受けました。シャフトの重いMiyazakiモデル、新たに加わったクラフトモデルにも注目です」(関)

「やったね!大正解」と的中して満足の関プロ

ゼクシオの公式発表があった際には、「あらかじめ答えを知っていたのでは?」と疑われたというほど見事正解! 重ヘッドになる、100万円のアニバーサリーモデルが出る、といった一部外れた予想もあったが、ソールの「X」のデザインと、「XXIO X」と書いて「ゼクシオ テン」と読ませるネーミングなどを的中させた。

最後に登場するのは、クラブコーディネーターでカリスマクラフトマンとしても知られる鹿又(かのまた)芳典さん。

「『ゴルファー目線』のモノ作りこそゼクシオの真骨頂」by鹿又芳典

【的中】オフセンターヒットに強くなる!

【外れ】シャフトバリエーションの“大幅”増加!?

「“曲がらないゼクシオ”と予想しましたが、“芯に当たるクラブ”というコンセプトは、予想が当たったようにも、予想を超えてきたようにも感じます。芯に当てやすいというのは、アマチュアにとって非常に魅力的ですが、同時にそれをしっかりと謳うのは決して簡単じゃない。ヘッドだけ、シャフトだけの進化ではダメ。数値化できない感性の部分にまで踏み込み、テクノロジーで実現しているのは、ヒューマンテストを徹底するゼクシオならでは。ゼクシオらしい、ゼクシオしかできない進化をしていると思います」(鹿又)

カリスマクラフトマンの鹿又氏も「ゼクシオらしい進化をしています!」と絶賛

鹿又さんがゼクシオらしさとして挙げていた「オフセンターヒットへの強さ」は、やはりゼクシオ テンでも最重要要素のひとつとして進化していた。

三者三様、見事的中した予想もあれば、惜しくも外れた予想もあったが、識者3人が口を揃えたのは、「ゼクシオ テンは、実にゼクシオらしい進化をしている」ということ。振りやすくて、打ちやすくて、曲がらず飛ばせる。ゼクシオがヒットした理由である圧倒的なクラブとしての使いやすさ、やさしさが、さらなる進化を見せていた。

前代未聞の同一クラブ10代目となったゼクシオ テン。それは、“もっとも進化したゼクシオ”だったのだ。

写真/三木崇徳

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