ピンポイントの目標に向かってひたすら打つ
こんにちは! バンキシャM子です。さて2017年11月3日から行われるTOTOジャパンクラシック。女子ゴルフの世界トップランカーが熱戦を繰り広げるということもあり、多くのギャラリーが集まりそうですね。
2017年11月1日現在世界ランク1位のユ・ソヨン、昨年のTOTOジャパンクラシック覇者のフォン・シャンシャン、リディア・コやミッシェル・ウィ、ギャラリーへの“神対応”で名高いチョン・インジも出場。日本じゃなかなかお目にかかれない面々がそろいます。
さて、そんなTOTOジャパンクラシックの練習日、練習場では少し不思議な光景が。トップランカーたちがみんな同じ練習に励んでいたのです。その練習というのがこちら。
キャディが距離を測りながら、練習場の端にヘッドカバーなど目標となるものを置いていきます。だいたい100ヤード以内。近い距離の目標から順番にそれに向かって打つ、という距離感の練習法です。実際にその目標にダイレクトにボールを当てたりしていて、そのショットの正確さはさすが世界のトッププレーヤー。
リディア・コは30、40、50ヤードほどでした。
この練習について、みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファーの中村修に聞いてみました。
「スコアメークに直結する練習ですよね。パー5で3打目を寄せる、パー4でティショットがトラブルになったときに3打目を寄せてパーをセーブする……しびれる場面ほど、正確な距離の打ち分けが重要になりますから。そしてもうひとつ。こういった、小さな振り幅にはスウィングの重要な要素が詰まっているんです。距離感を確認しつつ、スウィングも整えているのでしょう」
とのこと。明日から始まる世界のトッププレーヤーたちの熱戦。世界1位のユ・ソヨン、そして元世界1位のリディア・コが、短いアプローチをピタッと寄せる場面があれば、それはこの練習の成果かも。そんなシーンを直に見に、会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?