2017年12月7日に行われた「ブリヂストンゴルフドリームフェスタ2017」のイベント終了後、2020年東京五輪に向けて、競泳の荻野公介らとともに発足した「チームブリヂストン」のメンバーに選ばれた渡邉彩香が囲み取材に対応。思うような成績を上げられなかったという2017年シーズンを振り返り、その心中を明かした。
女子ゴルフの最終戦でもあるリコーカップはその年の優勝者や、賞金ランク25位までなど、選ばれた選手だけが出場できる試合。2014年から連続出場を果たしていた渡邉彩香は今年、資格を満たすことができず出場できなかった。
出場試合の約半分が予選落ちという2017年の結果とともに最終戦のリコーカップに出場ができなかったことについて記者から質問が飛ぶと、渡邉はその心中を吐露した。
「ショットが悪かった結果だと思います。昨年のオフにスウィング改造に取り組んできました。その時は良かったけど、スウィングを変えたことでミスの仕方も変わっていきました。このミスについて、私が考えすぎてしまったという部分はあると思います。単純に考えることができなかった。どんどん深みにハマってしまいました。どんな練習をしていても、試合で出せなきゃ意味がない。ここが反省点でもあります」(渡邉)
この後のオフについて聞かれるとこう続けた。
「アイアンの精度を上げたいと思っています。オフの予定は、今季はいいシーズンじゃなかったので、私に休んでいる暇はないと思っています。丸山茂樹さんと相談して、アメリカで練習をしたいと思っています。まだ具体的には決まっていませんが、たくさん練習しなきゃいけない」(渡邉)
と語った。その飛距離を武器に2014年は賞金ランキング11位、2015年は6位、昨年は12位と、日本を担うゴルファーのひとりとしての大きな期待を背負ってきた渡邉彩香。今季は36位と賞金シードは確実にモノにしたが、目指すはより上のステージだ。
このオフに自分の納得のいくまで腕を磨き、試合で誰よりも飛ばす「飛ばし屋・渡邉彩香」が戻ってくることを期待したい。