タイガー復帰が話題をさらった週末、 2017年は未勝利と不本意なシーズンを送ったいずれも元世界1位のローリー・マキロイとジェイソン・デイが、ヨーロッパとアメリカでそれぞれ復活の狼煙を上げた。2018年は世界の頂点に立った男たちの“リベンジ”の年になるか。

2018年はデイとマキロイの復活の年になるか!?

昨年のマキロイは肋骨の疲労骨折や腰痛に泣かされた 。2016年の米ツアー最終戦ザ・ツアー選手権で優勝し、逆転で年間王者に輝き世界ランク1位への返り咲きを目指すはずだったが、思わぬ誤算に見舞われていた。

新たなシーズンは3カ月半の長期休養を経て欧州ツアーのアブダビHSBC選手権で始動。すると終始優勝争いを賑わし3位タイに入ったが「残りのシーズンに向け大きな自信になった。でも目指すのは優勝。とにかく勝ちたい」とハングリーさを猛烈にアピールした。

続くオメガ・デザート・クラシックでも1打足りず単独2位。伏兵リ・ハオトンの後塵を拝し「自分自身に腹を立てている。すごく悔しい。でもシーズンが始まる前“初戦と2戦目で3位と2位に入るよ”といわれたら“いいね、悪くない”と思ったはず。でもやっぱり勝たなきゃダメ。これまでもこれからも欲しいのは優勝!」とまくし立てた。

画像: ジェイソン・デイ(写真右)とローリー・マキロイ(写真左)は2018年を巻き返しの年にすることができるか?(写真:2016年WGCキャデラック選手権)

ジェイソン・デイ(写真右)とローリー・マキロイ(写真左)は2018年を巻き返しの年にすることができるか?(写真:2016年WGCキャデラック選手権)

一方、2017年世界ランク1位でシーズンをスタートさせながら、直近のランキングで14位まで後退していたジェイソン・デイにも明るい兆しが。

強風が吹く難コンディションのファーマーズ・インシュランス・オープン最終日にスコアを伸ばし通算10アンダーで三つ巴のプレーオフに進出。

サドンデス5ホール目で日没となり決着は翌日に持ち越されたが、母が肺ガンで余命宣告を受け「ゴルフどころではなかった」と涙ながらに語った昨年とは表情が一変していたのが印象的。

勝つか2位タイに終わるかは現時点ではまだわからない。が、強かった頃の雰囲気が戻ったのは間違いない。2016年のザ・プレーヤーズ選手権以来のツアー通算11勝目は目前だ。

ともに元世界ナンバー1。今年は「優勝に飢えた」絵になる男たち=マキロイ&デイの完全復活に期待したい。

写真/姉崎正

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