「ボールをよく見て打て!」とほとんどの人がゴルフを始めたときに言われたことがあるだろう。実は、この「ボールをよく見て打つ」行為が、左ひじの引く原因になっているというのは雑巾王子こと武市悦宏プロ。左ひじが引けないようにするには、目標方向を見ながらしっかりと手を返すことというが、一体どう打てばいいんだろう? さっそく、動画で教えてもらおう。

目標に顔も向けたまま打つ!?

ゴルフを始めたとき、ほとんどのゴルファーが言われたことのある言葉、「ボールをよく見て打て」。実は、このアドバイスが、インパクトでの左ひじが引けてしまう動きにつながっている、と武市プロはいう。ボールを見ることは悪いことではない。しかし、「ボールをよく見ろ」と強く意識すると、フォローまでボールを見すぎてしまい、肩のターンがスムーズに行われず、左ひじが抜けてしまう場合が多々あるというのだ。

この癖を直すために今回紹介するのが、今までとまったく逆のアドレス時に目標方向に顔を向けたまま、ボールを見ずにそのまま打つ“あっち向いてホイ”ならず、“あっち向いて悦宏打法”だ。

「いままでと逆のことをするだけ?」と思われがちだが、目標を向いたまま打つことで、左ひじが引けなくなる、ちゃんとした理由が存在するという。

画像: #29 『あっち向いて悦宏打法?!』 武市悦宏のドライバー飛距離アップの極意【ゴルフライフwithTOYOTA】 youtu.be

#29 『あっち向いて悦宏打法?!』 武市悦宏のドライバー飛距離アップの極意【ゴルフライフwithTOYOTA】

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目標方向に顔を向けたまま、ボールを打つことで、なぜ、インパクトで左ひじが引けてしまうクセが直るのだろうか。その理由について、武市プロは次のように説明する。

「上手く打てない人が、『ボールをよく見て打て』と言われると、過剰にボールを見すぎてしまい、フォローまで顔を上げない人がいます。これではスムーズな体の回転、特に肩がまったく回転できないため、腕やひじの折り畳みが上手く行われなくなり、左ひじが引ける傾向にあります。このことを頭の片隅に置き、左ひじが抜ける癖を直すためには、アドレスから目標を見て、ボールを見ずに打ってみてください。

画像: 目標を見たまま打つことで左ひじを引いてスウィングしなくなるとのこと

目標を見たまま打つことで左ひじを引いてスウィングしなくなるとのこと

目標に顔を向けていることで、体の左サイドのフォロー側にクラブが通る空間ができるので、肩の回転がスムーズになります。これにより、左ひじの折り畳みも促されるため、フェースターンもスムーズになってくるのです。左ひじが畳めるようになると、インパクトでの左のカベというのが意識できるようになるので、ボールを強く叩けるようになります。初めは空振りするかもしれませんので、周りに気をつけて、ぜひ一度試してみてください。ビックリする程、ヘッドが走る感覚が湧くはずです」(武市)

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