参加者たちを待ち構えていたのは”激ムズ”グリーン
戦いの舞台となったのは、茨城県の鹿嶋市にあるトライレイクGC。アイランドグリーンもある本コースのような景観と整備の行き届いたベントグリーンが特徴のこのコースに、23ペア46名の小技自慢たちが挑んでいった。
グリーンのスピードは9フィート。ベタピンにつけても簡単には入らない絶妙な仕上がり状態。参加者達のメンタルを消耗させる、傾斜にかかる”激ピン”で、思わず天を仰ぐ様子が多くみられた。
ダブルスならではの戦術をいかせれたの
打順、ライン読み、いつもはライバルの二人でもこのときばかりは息を合わせて互いをサポートし合わなければ勝利はない。単純な技術力の“足し算”ではなく、息の合わせ方やチームワークで、二人の実力が掛け算になるのがショートコース選手権ダブルスの大きな魅力だ。
さて、関東決勝を制したペアはどのペアの手に⁉
優勝ペアは浮ケ谷・神ペア
チャンピオンとなったのは、アコーディア・ガーデン志津での予選を勝ち抜いて決勝に進出した浮ケ谷博之さん、神由朗さんペア。前半5オーバーの32、後半は4アンダーの23と“大波賞”といった印象ではあるものの、トータル1オーバーの見事なスコアで優勝を決めた。
「前半は2人の息がまったく合わず、軽くケンカになりそうな程ギクシャクしました(笑)」と浮ケ谷さんは言うが、「後半パットがかなり入った。二人で競い合いパーディとりまくれた」と神さんは満足気な表情を見せてくれた。コメントからも、若いペアの勢いを感じられた。
優勝の浮ケ谷・神ペアには、2017年のマスターズを制した赤いパター、テーラーメイドの「Spider Tour RED」が贈られた。
友人や家族同士が力を合わせて戦ったショートコースダブルス。改めて、ダブルス戦ならではの面白さを感じる1日になった。