アドレスで大切なのは「3本足で立つ」ことだと、“雑巾王子”こと武市悦宏は言う。わずか1年で飛距離を100ヤードも伸ばすことができたノウハウを詰め込んだ著書「オレって、こんなに飛んだっけ?」から、“ツイスト打法的ナチュラルアドレス”をご紹介。

アドレスは「3本足」で立つといい

アドレスの構え方で重要なのは、とにかくしっかりとカラダを安定させること。体の動きを止めることでヘッドを走らせるツイスト打法では、下半身の動きを抑えてベタ足のまま振るから、足元はしっかりと安定させたい。

少し具体的に言うと、まず大切なのは「3本足で立つ」ってこと。

1本目の足は右足。2本目の足は左足。3本目の足は……誰ですか、下ネタを想像した人は(笑)。3本目はクラブ! 地面にソールしたクラブも一本の足だと考えると、すごくバランスよく立てることがわかるはず。体重は左右均等。右足にも左足にも余計に体重を乗せないのが、バランスよく立つための第一条件なんだ。

画像: インパクトまでベタ足をキープするツイスト打法では、アドレスで下半身を安定させることが重要。前後左右均等に体重をかけ、両足+ソールしたクラブヘッドの3点で立つ意識で、足場をしっかりと安定させよう(撮影/姉崎正)

インパクトまでベタ足をキープするツイスト打法では、アドレスで下半身を安定させることが重要。前後左右均等に体重をかけ、両足+ソールしたクラブヘッドの3点で立つ意識で、足場をしっかりと安定させよう(撮影/姉崎正)

僕なんか、左右均等にアドレスできているかをチェックするために、同じ型の体重計を2台買ってしまったほど。一般の人にそこまでやれとは言わないけど、アドレスでは左右の足に均等に体重をかけるってことは忘れないでね。

「青竹」を踏むと、体重をかける位置がわかる

さて、次は前後の体重配分だけど、左右同様、前後の体重配分も、やっぱりつま先体重でもなく、かかと体重でもなく、バランスよく立つことが大切。これ、もしあれば半分に切った青竹みたいにバランスを「崩される」ようなモノの上に立つとわかりやすいんだよな~。

なぜなら、バランスの悪いところに立つと、自然と足裏のもっともバランスを取りやすい場所で立とうとするから。

画像: 青竹を踏んだとき体重がかかる位置に、体重をかけるのが自然(撮影/小林司)

青竹を踏んだとき体重がかかる位置に、体重をかけるのが自然(撮影/小林司)

って、ここまでいろいろ書いてきたけど、要約すれば「アドレスは、ナチュラルがいちばん!」ってこと。前後左右バランスよく立った状態が、いちばんいいアドレスなんだわ。「どこに体重をかける」という意識を捨てて、右足、左足、クラブの3本足で立ったとき、結果的に両足の土踏まずあたりに体重がかかっていたら、ツイスト打法的ナチュラルアドレスになっている証拠だね。

最後に、ボール位置に関しても一言。これは、左足かかとの内側から、カラダの真ん中までの幅ならどこでもOK。ただし、その幅からはみ出すのは絶対NGなんだ。

左足かかとの内側より外にボールを置くと、ツイスト打法ではフェースがターンしすぎてチーピンになってしまうし、カラダの中心より右側だとフェースがターンし切らずに、開いたまま当たっちゃう。

だから、左足かかとの内側からカラダの中心の幅の中で、自分のフェースターンのタイミングにいちばん合うところを探してもらうのがいいんだなー。この幅の中なら、あとは自分のお好みで好きなところに置いていいから、いろいろためしてみてね。

「オレって、こんなに飛んだっけ?」(ゴルフダイジェスト新書)より

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