「奥さん? と聞かれますが、違うんです」(本人)
日本プロの初日を武藤俊憲とプレーした中里光之介。そのプレーを傍らで支える美女のかいがいしいサポートぶりに、武藤は思わず「奥さん?」と中里に質問したという。しかしそれは不正解。では、まさか恋人……でもない。本人に聞いた。
「結構、みなさん奥さんだと思われるみたいですね(笑)。でも、姉です。姉弟なので耳の形がそっくりなんですよ」
というわけで、その正体は、光之介の実の姉・中里さや香。さや香は週刊ゴルフダイジェストの美女ゴルファーユニット「Golulu(ゴルル)」の一員としても活躍中だが、実はこれまでも何度か弟のキャディを務めているのだという。
「私、“ブラコン”なので、弟と一緒にいるのが楽しいんです。弟とは小さい頃からケンカしたことがないし、いつも一緒にいるのが当たり前。今週は、もともと私に予定が入っていて(キャディを)やる予定ではなかったのですが、その予定がなくなったので『じゃあやろうか』となったんです」(さや香)
つまり、“弟愛”からキャディ役を買って出たというのがことの経緯だったわけだ。光之助自身も、「緊張せず、リラックスできる」と姉の協力に感謝しきり。とはいえ、さや香のキャディっぷりは、プロキャディとはやはり大きく異なるようだ。
「ラインも読まないですし、コースメモも渡されていませんし、クラブを運ぶだけなんです(笑)。ラウンド中に話すことは、映画の話とか、他愛もない話が多いですね」(さや香)
それでも、姉キャディによる安心感からか初日2アンダー9位タイと光之助は好発進。首尾よく予選を通過したら、この週末は美男美女の“姉弟コンビ”に注目だ。
写真/姉崎正
※内容を一部修正しました(2018年5月11日12時26分)