「続けるかどうかはお前次第」パット復調の裏側に久保谷健一の指導あり
−−先週は優勝争いの果てに、惜しくも2位でした。
小林:日本プロあたりから、自分がやらなければいけないことの方向性が見えてきていましたから、それは良かったです。ここ何年かは「今週はこう、来週はこう」って(毎週打ち方が違う)感じだったのが、今年は一貫してやることが決まっているんです。先週に関して言えばよく粘れたなと。それは(契約先の)ミズノオープンだからっていうのは絶対あると思います
−−会場は最長8007ヤードのザ・ロイヤルGCでしたが、コースと合っていた?
小林:自分に合っているかどうかはわかりませんが、合ってない選手はたくさんいました。やっぱり(コースが長い分)フェアウェイキープが一番大事だと思います。自分はラフに入ってしまったら話にならないのですが、初日、2日目は(ティショットが)フェアウェイに行っていました。3、4日目はすこし厳しかったですが。自分が好きな距離、スピンがかかる距離とかを、ピンポジ(ションシート)をみて、考えながらプレーできました。他の人が伸び悩んでる中、たまたまナイスプレーできましたね。
※編集部注 小林のフェアウェイキープ率は、初日78.57%で1位タイ、2日目が50%で53位タイ、3日目が35.71%で52位タイ、最終日は28.57%で66位タイだった
−−パッティングもよかったように思いますが?
小林:そうですね。関西オープンのときに久保谷(健一)さんから「打ち方が悪い」と2時間半ほど指導を受けて、打ち方を教わって。「それを続けるかどうかはお前次第だ」って言われて。(そのとき言われたことが)俺もそうだなって思ったから、続けています。
−−2位に入ったことで全英オープンの出場権を獲得しました。このあとも調子をキープできそうですか?
小林:そう思いますよ。どれだけ先週みたいに我慢強くしぶとくやれるか。元々自分はそういうタイプですから。
−−2回目の出場となる全英オープンは楽しみ?
小林:めちゃくちゃ楽しみです。(今年の開催コースの)カーヌスティか、セント・アンドリュースのどちらかは絶対に出たかったから、願ってもないチャンスです。