2018年6月13日、ニチレイレディスの指定練習日。次週のアース・モンダミンカップがリランキング前の最後の試合ということもあり、会場は熱気に包まれていた。そんな中、テーラーメイドのツアーレップが手にしていたのはPGAツアーでは一足先にお目見えしていた「スパイダーミニ」だ。
オデッセイが青やピンクといった派手なカラーリングの「O-WORKS」や新モデル「EXO」を投入したりする中でツアー投入されたこの「スパイダーミニ」。これにより、ますますグリーン上での“覇権パター争い”が盛り上がりそう。
さて、このパター、みんなのゴルフダイジェストツアー担当も実際に目にするのは初めて。ということで、じっくりと見せてもらった。
まずはカラー。「赤パターブーム」を巻き起こしたスパイダーツアーレッドと同じ「赤」は外せない。本家と同じく赤と黒の組み合わせだ。これと別にシンプルなシルバーもあり、2色で展開する。
ヘッドの大きさはスパイダーツアーを15%小型化。大型マレットパターと言われているスパイダーに対して、スパイダーミニはミッドマレットパターという印象だ。大型マレットに抵抗があるゴルファーも手にとりやすいサイズ感になった。
また、見比べてみるとわかるように、サイトラインがT字に。ターゲットラインに対してフェース面をスクェアに構えやすくなっているようで、このあたりは人それぞれ好みが分かれそう。いずれにしても、ヘッドが小型化したことで操作性が上がりそうだ。
ダスティン・ジョンソン、ジェイソン・デイらが使用して話題となり、セルヒオ・ガルシアが2017年のマスターズでこのパターを手に勝利をつかんだことで爆発的ヒットとなったスパイダー ツアー。その“ミニ”バージョンは、二匹目の蜘蛛、ならぬ二匹目のどじょう的にヒットをつかめるか!? 注目だ。