自分の顔に似合うのが一番!
女子プロたちはどのようにサングラスを選んでいるか。アース・モンダミンカップの練習日、アディダス契約プロの大西葵と宮田成華がちょうど新しいサングラスを選んでいたので取材をさせてもらった。
大西も宮田も、まずは良さそうなサングラスを手にとってとにかくかける! そして鏡を見る! 女子たるものまずは自分に「似合う」かどうかを最重視するようだ。お互いにサングラスをかけてチェックを繰り返し、それぞれスポーツタイプとカジュアルタイプを1本ずつ選んだ。
「プレー中はスポーツタイプが良さそうだけど、普段でも使えると聞いてカジュアルタイプも気になったので選びました」(大西)
と、オシャレに気を抜かない女性らしい発言も。
とここで気が付いたのが、プロゴルファーの中にもここ最近は試合中もカジュアルなタイプのサングラスをかけている人が多いということ。成田美寿々や青木瀬令奈はアイヴォルのサングラスを愛用。引退した宮里藍もオークリーのサングラスの中でもカジュアルなタイプをかけていた。
スポーツタイプと言われているもののほうが試合中のサングラスとしては優れているように思うのだが、実際はどうなのか。当日会場に来ていたアディダスのアイウェアを取り扱っているマスターズ アイプロテクション ジャパンの田口秀人さんに聞いてみた。
「確かに業界全体で流行ってはいますね。今回持ってきたのもカジュアルな形ではありますが、アディダスはスポーツブランドとしてスポーツができるというのをコンセプトに作られています。普段使いのカジュアルサングラスに比べると、より顔にフィットするようにカーブがつけられています。これによって顔を包み込むようになっています」(田口)
一見カジュアルに見えてもスポーツに耐えうるように所々工夫がされているようだ。これはアディダスだけでなく、試合会場で見るカジュアルタイプのサングラスを出すどのメーカーも見た目はカジュアルながら“ゴルフに特化”させた機能を備えているようだ。
「あとはテンプル(耳にかける部分)にも、激しい動きに耐えられるように滑り止め加工がされていたり、汗をかいても密着するようになっています。ノーズパッドも二段階に調整が可能なので、その人に合わせることができます。カジュアルな形だけどスポーツにもというコンセプトでやっています」(田口氏)
女子プロの間で流行りつつあるカジュアルタイプのサングラス、一度試してみては?
撮影/田中宏幸 取材大会/アース・モンダミンカップ