ピンは一挙3モデルをツアーに投入
ドライバーを筆頭に、「G400」シリーズが評価、売り上げともに絶好調なピンは、今週3つのモデルを一気にツアーに投入してきた。まずもっとも注目なのが、i200の後継機となるであろう「i210」だ。
![画像: 左から時計回りにi210、グライドフォージドウェッジ、i500](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/07/03/6ef15979102f679ee49a89c28625134fbfeb999f_xlarge.jpg)
左から時計回りにi210、グライドフォージドウェッジ、i500
i200といえば昨年の男女賞金王である宮里優作と鈴木愛がともに使用した名器。その後継機となれば、注目せざるを得ない。今回も、見た目はシャープながら、実は中身は緩衝材が入って打感は軟らかく打ってみるとやさしい、という前作の機能はどうやら踏襲しているようだ。
![画像: 「i210」。ピンのクラブらしく見た目は極めてシンプルだ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/07/03/926029f1104246e3209059a4e740dfa96e16dd52_xlarge.jpg)
「i210」。ピンのクラブらしく見た目は極めてシンプルだ
アイアンはもう1機種ある。それがi500。バックフェースに「FORGED(鍛造)」と刻印されているから、ピンの代名詞的素材であるステンレスではなく、おそらく軟鉄製。見た目にはi210よりもさらにシャープなマッスルバックのような形状ながら、そこはピン。バックフェース下部は中空構造になっているようだ。ピンのツアー担当、ウィル・ヤナギサワは、このクラブの特徴をこう表現する。
「フォージドのフィーリングが好きな人に合うけど、G700の飛距離が出ます」(ヤナギサワ)
G700といえば同社のラインアップの中でもっとも飛ぶアイアン。見た目はブレードで飛距離がG700ならば、かなり特徴的なクラブと言えそうだ。
![画像: i500。トウ側に開けられた穴からジェル的な素材を注入できるようだ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/07/03/50eaefbf2e4801a13a1d44bc09abfdbf1d5f4cc7_xlarge.jpg)
i500。トウ側に開けられた穴からジェル的な素材を注入できるようだ
最後はグライドフォージドウェッジ。ピンの契約プロがこぞって使うグライドウェッジのフォージド版ということで、打感の向上が期待される。もちろん、軟鉄製であればロフトやライ角の調整も容易にできることもメリットとなるだろう。
![画像: グライドフォージドウェッジ。契約プロからも高評価を得ている](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/07/03/ecf732b899b606baf7dbf2dba2cd3197270e492d_xlarge.jpg)
グライドフォージドウェッジ。契約プロからも高評価を得ている
「フォージドになってボールがソフトに飛びます。スピン性能、打感の軟らかさ、コンパクトなヘッド、どれも扱いやすいです」と言うのは契約プロの亀代順哉。同じく同社契約プロの永野竜太郎も「(3モデルの中で)ウェッジが一番いいです」とお気に入りを表明していた。
アッタスの10代目は「ジ・アッタス」
もうひとつ、セガサミーで解禁となったプロダクトを紹介しよう。USTマミヤの人気シャフト「アッタス」、その10代目である「ジ・アッタス(THE ATTAS)」だ。10代目ということで、集大成的シャフトとなっているそう。
プロによる本格的なテストは水曜日にはじまるようで、プロのコメントは取材できなかったが、メーカーいわく、先がしなる、手元がしなる、というのではなく、全体がなめらかにしなるシャフトだという。
![画像: 毎回鮮やかなカラーリングも話題になるアッタス。集大成とあって、過去のモデルが結集したかのようなデザイン](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782728/rc/2018/07/03/a1e5aa96641f09138cc8d09b680feb890db603b2_xlarge.jpg)
毎回鮮やかなカラーリングも話題になるアッタス。集大成とあって、過去のモデルが結集したかのようなデザイン
ピンのニューモデルに注目シャフトを今回はご紹介したが、水面下ではまだまだ動きがありそうな気配。引き続き、ツアーの最新モデルに注目していきたい。