「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ」で国内ツアーに初出場する丸山茂樹の息子・奨王(しょうおう)。米国ではトップジュニアとして活躍し、その実力は折り紙付き。2000年生まれの18歳のスウィングを、プロゴルファー・中村修が初解説!

潜在能力抜群!

セガサミーカップの練習日、丸山奨王選手のスウィングを初めてチェックしました。米国ではジュニア・プレジテンツカップ(ジュニアの米国選抜と世界選抜の対抗戦)に世界選抜の一員として出場するなど活躍しているという話は聞いていましたが、実際にこの目で見て、そのポテンシャルの高さに驚かされました。

その印象を一言でいえば「リッキー・ファウラー」です。現在世界ランク7位、母方の祖父が日系二世で、身長も175センチと決して大柄ではないながら300ヤードを正確に飛ばすファウラーのスウィングに、奨王選手のスウィングはよく似ています。

画像: 左が丸山奨王、右がファウラー。下半身の回転が鋭く上半身との捻転差がしっかりできたダウンスウィング

左が丸山奨王、右がファウラー。下半身の回転が鋭く上半身との捻転差がしっかりできたダウンスウィング

スウィングはどこをとっても素晴らしく、非常に将来が楽しみと言えます。スッと立ったアドレスから、深いトップ、下半身の鋭い回転、すべてに感性がみなぎっています。クラブの動きはオンプレーン。力強いインパクトも見事です。飛距離も良く出ていましたし、これからもっと伸びると思います。

画像: フォローのカタチも良く似ている

フォローのカタチも良く似ている

9月からUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)に入学し、今世界のトップで戦うジョーダン・スピースやジャスティン・トーマス、そしてファウラーらのように、カレッジゴルフの世界で戦うであろう奨王選手。今は伸び伸びとプレーしながら、ゆくゆくは父譲りのアイアンの精度やウェッジの技術を身につけたら、すごい選手になるのではないでしょうか。

残念ながら「セガサミー」の初日は雨で中止になってしまいましたが、明日以降どんなゴルフを見せてくれるのか、楽しみにしたいと思います。

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