バンカー越えでピンがすぐそこの状況などで必要になるのが、ふわりと浮かせるロブショット。できたらカッコいいけれど、技術的には難しい。そこで“ノリー”こと教え上手の堀口宜篤プロに、上手く打つためのコツを教えてもらった!
ロフト通りに構えてオープンスタンスで打とう
ロブショットの名手を一人挙げるとするなら、フィル・ミケルソンだろう。
彼のような芸当は不可能かもしれないが、アマチュアにもロブショットを打たなければならない場面は当然ある。そもそもロブショットが必要になってくるのは、グリーン手前のバンカーなどの障害物をクリアしたいとき。
しかし、「高く打とうと意識しすぎるのはかえって危険です」とノリー。
「高く打とうとするあまりにボールを上げる動きをするとトップしてしまったり、肩が下がってダフってしまう危険があります。ロフトが58度もあるウェッジなら十分にボールは上がるので、無理やり上げるような動きをせずにロフト通りに構えて、しっかり身体を回して打ちましょう」(ノリー、以下同)
ほとんどの状況では、フェースは開かなくていいということ。さらに上げたいときはスウィングをいじらず、フェースを開くわけだが、その場合に注意しておきたいのが「スコアラインの向き」だとノリー。
「普段通りのスタンスで構えるとスコアラインが目標より右側方向に向きます。ボールは基本的にフェースの向きに対して飛んでいくので、そのまま打つとシャンクしてしまいます。なので、フェースを開いたらスコアラインがターゲットに対して真っすぐ向くようにオープンスタンスで構えましょう」
ロブショットを打つときも、アプローチと同様に身体全身を回してしっかりと振り切ることで自然と高いボールが打てるようになる。動画で詳しい動きや練習法をチェックして、ロブショットで寄せてみよう!
協力/PGST