ロフト通りに構えてオープンスタンスで打とう
ロブショットの名手を一人挙げるとするなら、フィル・ミケルソンだろう。

ロブショットの名手といえばフィル・ミケルソン(写真は2017年のWGCブリヂストン招待 撮影/姉崎正)
彼のような芸当は不可能かもしれないが、アマチュアにもロブショットを打たなければならない場面は当然ある。そもそもロブショットが必要になってくるのは、グリーン手前のバンカーなどの障害物をクリアしたいとき。
しかし、「高く打とうと意識しすぎるのはかえって危険です」とノリー。
「高く打とうとするあまりにボールを上げる動きをするとトップしてしまったり、肩が下がってダフってしまう危険があります。ロフトが58度もあるウェッジなら十分にボールは上がるので、無理やり上げるような動きをせずにロフト通りに構えて、しっかり身体を回して打ちましょう」(ノリー、以下同)

無理にボールを上げようとするとミスが起きる。角度は十分にあるので、ロフト通りに構えて打とう
ほとんどの状況では、フェースは開かなくていいということ。さらに上げたいときはスウィングをいじらず、フェースを開くわけだが、その場合に注意しておきたいのが「スコアラインの向き」だとノリー。
「普段通りのスタンスで構えるとスコアラインが目標より右側方向に向きます。ボールは基本的にフェースの向きに対して飛んでいくので、そのまま打つとシャンクしてしまいます。なので、フェースを開いたらスコアラインがターゲットに対して真っすぐ向くようにオープンスタンスで構えましょう」

普段どおりに構えるとスコアラインが目標の右側を向いてしまう(写真左)。真っすぐになるようにオープンスタンスで構えよう
ロブショットを打つときも、アプローチと同様に身体全身を回してしっかりと振り切ることで自然と高いボールが打てるようになる。動画で詳しい動きや練習法をチェックして、ロブショットで寄せてみよう!
協力/PGST
グリーン手前のバンカーが邪魔……そんな時はロブショットで寄せよう!
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