各地を転々としながらトーナメントを戦い抜くプロゴルファーたちだが、試合が終わった後、夜の時間はどのように過ごしているのだろうか。ツアーで活躍する女子プロ・幡野夏生とプロコーチ・井上透に聞いてみたら、プロゴルファーの“お食事事情”が見えてきた!?

食事にお金をかける男子プロ。安くてしっかり、の女子プロ

井上:女子プロにはプレーの後にもルーティンがあると思うけど、試合が終わって練習場で調整が済んだら、宿泊先に戻ってくるわけだよね。夜はどうしてるの?

幡野:もちろんご飯は食べますよね。その土地の美味しいもの、旬のものを食べたりします。他の選手に聞くと、結構みなさんファミレスとかで済ませちゃうみたいですね。

井上:僕の感覚だと、意外と男子プロは食事にお金を使う人が多いですね。その地域の美味しいものを、お金をかけてたくさん食べるって人が多いです。対して女子プロは経済的にしっかりしているというか、安くしっかり食べたいって人が多いかな。

幡野:時間をあんまりかけないですよね。

井上:そうそう。自分の時間を作るために食事時間を短くして夜はゆっくりしようって人が多いですね。そういう意味では、夏生は男子プロ寄りだね(笑)。

幡野:食い意地張ってますからね(笑)。でも牡蠣とか、貝類は食べないようにしています。

井上:ナマモノに気をつけているってことね。刺身も食べない?

幡野:……お刺身は食べちゃいますね(笑)。

井上:意外とツアー中にナマモノ、お刺身系は食べないってプロは多いですよ。試合の二日前までは食べてもいいけど、試合前日からは食べないっていう人が多いですね。

画像: スタミナがついて日本中どこで食べても美味しい焼肉は、プロゴルファーに人気の夕食メニューのひとつ

スタミナがついて日本中どこで食べても美味しい焼肉は、プロゴルファーに人気の夕食メニューのひとつ

幡野:でも、初日のスコアが悪いとその日の夜はリーズナブルなお弁当屋さんで晩ご飯を買って部屋で食べます。そういう雰囲気になります(笑)。予選通ると「行くか、今日は」って感じでいいものを食べにいく感じです。

井上:まあそれはしょうがないよね(笑)。予選落ちするとその週の収入がゼロになっちゃうわけですから。他の選手と一緒にごはんを食べに行ったりはする?

幡野:レギュラーツアーに出られるようになったのが最近なのであまりないですけど、永井花奈ちゃんとは家族ぐるみで仲良くさせてもらってるので一緒にご飯に行ったりします。みなさんどうなんですかね?

井上:ずっと一緒にいるって選手は少ないかな、最近。やっぱりみんな自分の時間を大事にするしね。あと難しいのは、たとえば5人のグループがあったとして、ある選手がすごく良い成績が出ている一方で、ある選手は予選落ちが続いてるとなると、やっぱり気を使っちゃったりするんだよね、お互いに。だからツアーに慣れてくると自分一人で過ごしたり、選手同士じゃなくて仲間と一緒に動いている人が多いかな。

(夏生は)まだツアーに出たてだからこれから色んなことを学んでいくと思うけれども、より自分が居心地の良い時間の過ごし方ができると、もっと成績が上がるかもしれませんね。

幡野:がんばります!

写真/かとう晶

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