欧州ツアー2017-18シーズンもいよいよ終幕が近づいてきた。最終戦への出場資格を得るラストチャンス「ネッドバンク・ゴルフチャレンジ」の注目選手をツアー通算9勝の佐藤信人が分析!

歴代優勝者はフェードヒッターがズラリ

ヨーロピアンツアーは残りあと2試合。ファイナルシリーズの2戦目、南アフリカでネッドバンク・ゴルフチャレンジです。この試合が終わった時点での上位60名が次週の最終戦DPワールド・ツアーチャンピオンシップ・ドバイに進出します。今週は72名のフィールドで予選落ちはありません。

画像: 欧州ツアー最終戦に出場できるのはランキング上位60名のみ。谷原は現在56位だ(写真は2018年の全英オープン 撮影/姉崎正)

欧州ツアー最終戦に出場できるのはランキング上位60名のみ。谷原は現在56位だ(写真は2018年の全英オープン 撮影/姉崎正)

1981年にミリオンダラー・チャレンジという大会名で始まりました。第1回大会はゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、リー・トレビノ、ジョニー・ミラー、セベ・バレステロスの5人だけで行われ、賞金総額が100万ドルで優勝賞金の50万ドルをジョニー・ミラーが手にしました。同じ年のマスターズの優勝賞金が6万ドル。メジャー大会の8倍以上の優勝賞金がかかっている破格の高額賞金の試合ということで当時大変な注目を集めました。

以来ずっと少人数で破格の高額賞金を取り合う非公式競技として行われてきましたが、2006年から南アフリカのサンシャインツアーの競技になり、2013年からはヨーロピアンツアーとの共催になりました。2016年からはヨーロピアンツアーの競技になり、出場人数もそれまでの30名から72名へと増えました。

歴代優勝者を見てみるとずらりとフェードヒッターが並んでいます。スタッツを見てみるとその週のパーオン率上位3位以内の選手が勝っています。グリーンが小さいゲーリー・プレーヤー・カントリークラブではパーオン率が高い選手がやはり良いスコアを出す確率が高いようです。フェードヒッターのショットメーカーで現在調子が良い選手が今週は優勝争いをするでしょう。

大本命はセルヒオ・ガルシア。過去4回出場して優勝2回に2位と5位と抜群の相性を誇ります。今年はアメリカで苦戦し、メジャーも4試合全て予選落ちという屈辱を味わいましたが、ライダーカップメンバーに選ばれてからのガルシアは完全に流れを良い方向に変えています。

画像: 流れに乗っているガルシアが優勝候補筆頭だと佐藤(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

流れに乗っているガルシアが優勝候補筆頭だと佐藤(写真は2018年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

ライダーカップ直前週のポルトガルで7位タイ。ライダーカップでは3ポイントを挙げ勝利に貢献。そして3週間前の自身がホストを務めるバルデラマ・マスターズでは2位に4打差をつけて優勝しました。ゲーリー・プレーヤー・カントリークラブでの平均ストロークは1位。ここ最近の流れを見ても優勝候補筆頭であることは間違いないでしょう。

先週惜しくもプレーオフで敗れたリー・ハオトンも現在好調のフェードヒッターです。昨年は最終日にベストスコアの64を叩き出して4位に食い込みました。初出場の2016年は20位タイとまずまずの成績を収めています。

先週のプレーオフでは手痛いパッティングのミスで勝ちをローズに献上する形になりましたが、ショットの精度が終盤で特に光っていたように感じました。彼のサバサバしたプレーぶりを見ていると、プレーオフで負けたショックよりも今週と来週であわよくば年間王者を取ってやろうと前向きな気持ちの方が強いのではないかと思います。

画像: 現在欧州ツアーのポイントランキング「レーストゥドバイ」9位につけているリー・ハオトン(写真は2018年の全英オープン 撮影/姉崎正)

現在欧州ツアーのポイントランキング「レーストゥドバイ」9位につけているリー・ハオトン(写真は2018年の全英オープン 撮影/姉崎正)

そして先週5ヶ月ぶりにトップ10フィニッシュをしたマーティン・カイマーが復調の気配です。6月のBMW国際オープンで2位タイになって以来不振に陥り、そこからの10試合中6試合で予選落ちをしました。

トルコの5位で77位だったランキングを51位に引き上げ、ドバイ行きをほぼ当確にしてひとつ肩の荷が降りて良いテンションで試合を迎えられそうです。2012年に優勝もしており昨年は5位と非常に相性の良い大会と言えます。

画像: 6月以降の不調から復活の兆しが見られるマーティン・カイマー(写真は2018年のマスターズ 撮影/姉崎正)

6月以降の不調から復活の兆しが見られるマーティン・カイマー(写真は2018年のマスターズ 撮影/姉崎正)

日本から唯一参戦している谷原選手は昨年3ラウンドを終えて14位タイという好位置につけながら最終日に79を叩き悔しい思いをしました。今年はぜひリベンジを果たして2年連続でドバイへの切符をつかんで欲しいと願っています。

キャロウェイ

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