2018年はQTランキング9位の資格でレギュラーツアーに参戦し、その後、後半のリランキングをトップで通過。優勝こそないものの、11月9日現在で賞金ランキング6位とスター候補がひしめく黄金世代の中でも最高位と結果を残し、最終戦のリコーカップの出場権をも手中に収めている小祝さくら。そんな小祝に、来季への展望を聞いてみた。

「来季は前半戦でシードを確定させたい」

2017年はレギュラーツアーには3試合しか出場できていないが、今年の彼女の試合出場数は現在行われている伊藤園レディスを含まない35試合で皆勤賞。一度も自ら休むという選択肢を選んでいない小祝。

出られる試合にはすべて出場し、実に約3分の2にあたる23試合で予選通過を果たしている。そしてトップ10入りは13回と、予選を通過した大会の半分以上はトップ10に食い込んでいるというのだから、その底力が伺える。

「体力的にはなんとか大丈夫ですね。気分転換なんかは本当にたまに。ほぼゴルフです」(小祝)

と本人は笑顔で語る。その笑顔に「嫌々やっている」といった様子は少しもなく、ゴルフに正面から向き合っているのだなと感じさせてくれる。そんな彼女の今の課題は?

「来年は今年のオフの練習内容で結果につながってくると思うのでしっかりと調整をして、来年は正直……まだ何も考えていないんですけど、今年は自分の予想よりもずいぶん上手くいったので、来年どうなるかなというのはありますね」(小祝)

そんな中でも目指すべきところはあるのだろうか?

「そうですね、まずは前半戦でシードを確定させたいです。オフにはアプローチを強化したい。ショットは今まで通りしっかりやって、あと足りないのはアプローチ。今はオーソドックスなのしか使えないので、もっとバリエーションを増やしていきたいと思います」(小祝)

サラッと話したが、前半戦でシードを決めるにはそれ相応の努力が必要となる。しかし、今年全試合を戦ったというツアープロとしての体力と、冷静に自分を見つめることができる精神力に、彼女ならやってくれるという期待感を抱かせる。

残りの3試合の、そして来シーズン以降も、小祝さくらに注目だ。

撮影/矢田部裕 取材大会/伊藤園レディス

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