10月24日から4日間。優勝賞金約2億円。78名出場で「日本ツアー枠」は13名
PGAツアー2019-20年シーズン、初の日本開催となる新規トーナメントについて、いよいよ本日その詳細が発表された。
大会名は「ZOZOチャンピオンシップ」。開催コースはZOZOが本社を構える千葉県にある「アコーディアゴルフ 習志野カントリークラブ」。開催日程は2019年10月24~27日の4日間、賞金総額は975万ドル(約11億円)と、日本国内で開催される大会の中で最高額となる。契約は2019年からの6年間だ。
今大会のスポンサーとなったのは、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などで知られる株式会社ZOZO。会見には代表取締役社長でもある前澤友作氏も登壇。最近では月旅行の契約をしたことでも話題になっていたが、実は大のゴルフ好きでもある。「その難しさと深さと、ゴルフをともに出来る仲間たちとのコミニュケーションに魅了されました」(前澤)。
ゴルフ歴は10年強。現在はハンデ9まで落ちているそうだが一番良い時でハンデ5、いわゆる“片手シングル”の実力を持つサウスポー。プレーだけでなく試合観戦にも国内外を問わず足を運ぶそうで、今年のライダーカップも現地で観戦したという、ゴルフ愛にあふれる人物だ。
PGAツアーにおいてファッションにまつわる企業がスポンサーとなるのは初とのことで、「ファッションとITを使った本業をやっておりますので、(それらを活かした)世界的にも今まで見たことのないような大会になると、より注目が集まるのかなと思っています」と意気込みを語った。
さて、気になる出場枠だが、前シーズンのフェデックスポイントランク上位60名、JGTOより7名、2019年のブリヂストンオープン上位3名、スポンサー推薦8名(うち3名がJGTOより選出)、総勢78名となり、予選カットのない4日間大会となる。
国内ツアーに参戦する選手たちも、13名の選手が世界の舞台へ上がるチャンスをもらえるということで、これから試合がより意味を持つものとなる。もちろん、この試合で勝てば次シーズンのPGAツアーメンバーとなる資格を得られる。
自身もPGAツアーに挑戦し、1983年の「ハワイアン・オープン」で日本人初のPGAツアー優勝という快挙を成し遂げた先駆者でもあるJGTO青木功会長は、
「『できないんじゃないかな』と思っていたことが実現しました。もうちょっと若かったら出たいなと思うくらい、良い試合がはじまるなと思っています。半分悔しいですが、これから世界を目指す人達のためには、こういう試合が日本で開催されるということを嬉しく思います」
と感慨深げに語った。
現在PGAツアーで戦う松山英樹も登壇。2018-19年シーズンでフェデックスポイントを積み上げ、上位60名での出場資格を狙う。
「2、3年前から(日本で開催されるかもしれないというのを)聞いていたので、まだかなと思いながらずいぶん期待をしていましたけど、来年から開催されることになって大変嬉しく思います。出場権利をしっかり獲得して、日本のファンの皆様の前でプレーして、そこで勝つということが大事だと思うので、そこに向けて頑張りたいと思います」と気合十分の様子。
ゴルフファンのみならず、選手、そして関係者たちからも多大な注目を集める「ZOZOチャンピオンシップ。今から来年の開催が待ち遠しい。