2019年を世界ランク1位で迎える選手もこの試合で決まる
2018年のワールドランキング対象のトーナメントは今週南アフリカとインドネシアで行われる2大会で最後になります。
インドネシアン・マスターズはアジアンツアーの今季最終戦です。アジアンツアーはこの大会をフラッグシップ・イベントに指定しているため、またジャスティン・ローズやヘンリック・ステンソンなどトップランカーの参戦によりワールドランキングポイントが通常の試合に比べて高くなっています。
ジャスティン・ローズが上位フィニッシュしてケプカを抜いて2018年最後のワールドランキング1位で終わることが出来るのか。アジアンツアーの60位のシード権争いなども注目点になりますが、この大会の最大の注目点は今平周吾がここで好成績を収めてマスターズ出場の切符を掴むかどうかという点です。今のところの計算では「3人の2位タイ」以上の成績を出すと今年最後のワールドランキングで50位以内に入るそうです。
昨年はワールドランキング50位入りを目指して日本の宮里優作選手、タイのキラデク・アフィバーンラト、アメリカのブラント・スネデカー、南アフリカのディラン・フリテッリらがこのインドネシアン・マスターズに参戦。その週ワールドランキング50位で迎えた小平智選手はインドネシアまで行きましたが、自分の調子などから欠場して待つという選択をしました。
宮里選手は4位以内が条件というところでしっかり4位に入り、最後のワールドランキングで50位に滑り込み、初めてのマスターズ行きの切符を手にしました。
一方アフィバーンラトは5位以内が条件でしたが、最終日途中から腰痛でスウィングが普通に出来ない状況でプレーをしていましたが、最終18番パー5でイーグルを取らないといけない追い込まれた状況の中で5メートルほどのイーグルパットをねじ込み2年ぶり2度目のマスターズ行きが決まりました。
このふたりの活躍で帰国して日本で待機していた小平選手ははじき出されてしまい、2017年最終のワールドランキングは51位で終えることになりました。
しかし年が明けてからシンガポールオープンやミャンマーオープンで立て続けに2位に入り、マスターズウィーク前のランキングで50位以内に入ってマスターズに出場することが出来ました。
昨年は50位圏外から50位以内に入る可能性がある選手はフィールドに4名いましたが、今年はただひとり今平選手だけです。2018年の日本ツアー賞金王今平周吾が最後に大仕事をするかどうか世界が注目しています。