「今のショットはピンハイにつきましたね」ゴルフ中継を観ていると、こんな言葉に出くわすことがある。“ピンハイ”はよく聞くゴルフ用語だが、意外と勘違いしている人が多い。さて、この言葉、正しく理解していますか?
画像: バシッと打ったショット、どこについたら「ピンハイ」?

バシッと打ったショット、どこについたら「ピンハイ」?

「ピン・ハイ(pin high)」というフレーズがある。これはセカンドショット(パー4の場合)を、ピンより「奥」につけた状態、ではない。正しくは、カップとほとんど「横並び」の状態、つまり距離的にショートでもなくオーバーでもない、ぴったりのショットを指す言葉である。ベタピンとの違いは、あくまで距離がぴったりであることを示すだけで、方向のズレは考慮に入れない点といえる。

グリーンの横にボールがこぼれて、その人が「うわっ、グリーン外しちゃった」と叫んだ場合。なぐさめの言葉として、「いや、とりあえず距離は合ってたよ」というふうに答えたりすることはよくある。これが、「いや、少なくともピンハイだったよ」となっても、意味はまったく同じということである。

一方、「ハイ(high)」=「高い」転じて「奥」という連想からか、日本では誤用されていることが多いようである。ピンハイを「ピン奥」という意味で使う人がままいるが、それは間違いだ。たとえ受けグリーンでピンの奥に外し、ボールの“高さ”がピンより高いとしても、それはピンハイではない。

同伴者がピン横につけたとき、「ピンハイですね」と言うと、ちょっと気の利くゴルファーと思われる、かも。

(ゴルフダイジェストTVより)

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