2018年の男子ツアー賞金王となった今平周吾。今平は2017年からヤマハとクラブ使用契約を結んでいるが、実はヤマハに今平を推薦したのは、ふたりの“大物”だった。それは!? ヤマハの看板選手である藤田寛之に、ヤマハが主催する「ヤマハゴルフファンサミット2018」会場で、今平の契約秘話、そして彼にこれから期待することを聞いた。
みんなのゴルフダイジェスト編集部(以下、編集部):同じヤマハ契約の今平周吾プロが賞金王になりましたね。同じ契約選手として、いかがお感じですか?
藤田寛之(以下、藤田):そうですね、応援もしてましたのでね。(今平との)契約については、自分と谷口(徹)さんが(ヤマハから)意見を求められて、両方から名前が挙がったのが周吾だったんです。それで契約に至って、自分も谷口さんも応援していましたね。
編集部:藤田プロ、谷口プロはすでに今平選手の才能を見抜いていたんですね。
藤田:実力はずっとありましたしね。それでもやっぱりあの若さで賞金王を獲れるのはすごいと思います。賞金王の次の目標といえば、マスターズや、海外メジャーになってきます。(今度は)そういったところで頑張ってもらいたいなと思いますよね。
編集部:今平プロには、日本の賞金王として海外での活躍も期待したいですね。
藤田:ショット力が必要なんですよね、海外は。周吾のゴルフの内容からすると、あのショット力があれば十分いける可能性はね(ある)。体が小さいから体力的にどうかなとは思いますけど、あれだけのキレとショット力があれば、自分は面白いかなと思うんですよ。日本の賞金王とか、(世界ランク)50位以内に入れば、海外の試合に出られるようになります。そこで結果を残してほしいなと思います。