100切りをするためにはクラブセッティングを精査することもときには必要だ。クラブはつい「なにが必要か」を考えてしまうが、「どれがスコアを悪くしているか」を考えてみると……?

ご存知の通り、ゴルフは14本のクラブを携行することがルールで許されています。多くのゴルファーが14本をフルにバックに入れていると思いますし、100切りを狙うゴルファーでもそれは同じはず。14本の構成をどうするかを考えるのは、ゴルフの大きな楽しみのひとつです。

クラブセッティングを考える場合、「このクラブにはこういう役割がある」と考えて、14本を揃えると思います。ドライバーなら飛ばすため。サンドウェッジならバンカーから出したり、アプローチでボールを上げるため、といったように。しかし、ゴルフは基本的にナイスショットを積み上げるのではなく、ミスを減らしてスコアの余分を削るゲームであるため、このような発想も必要となります。「スコアを悪くしているクラブはどれだろう」というものです。

画像: ロフトが少なく、長い。それでいてミスにはシビア。上級者の強い味方である3番ウッドだが、100切りの味方になる可能性は……

ロフトが少なく、長い。それでいてミスにはシビア。上級者の強い味方である3番ウッドだが、100切りの味方になる可能性は……

たとえばドライバー。たしかに一番飛ぶクラブですが、もっとも曲がりも大きく、OBまでボールを運んでくれるクラブでもあります。サンドウェッジはアプローチで使う場合14本の中でもっともダフリやすいクラブで、グリーン周りでのザックリ、チョロ、トップなどでスコアを崩す場合が多くあります。ドライバーやサンドを抜きましょうというのは現実的ではありませんが、クラブセッティングを考える際には各クラブの「成功率」「ミス率」ふたつの判断基準が必要となります。

では14本の中でもっとも成功率が低く、失敗率が高いクラブはなんでしょうか。100を切るレベルのゴルファーであれば、ダントツで3番ウッドではないでしょうか。ロフト15度前後、長さ43インチ前後の3番ウッドは、長い分ミートさせるのが難しく、ロフトがないためボールを挙げるのが難しいというクラブ。プロは狭いホールやハザードまで届かせたくない場合のティショットで使用しますが、
アマチュアにとってはティショットで使っても下手するとドライバーよりミス率が高いという代物です。

1、3、5、と数字が並んでいないと気持ちが悪いのは事実ですが、それを言うなら1、2、3、4……とそもそも(基本的には)並んでいないんだから同じこと。3番ウッドを抜き、フェアウェイウッドは5番だけ、あるいは5番と7番ウッドの2本体制にしたほうが、スコアが良くなる、というよりも、
スコアを悪くする危険性を減らせるのは間違いありません。バッグに入れておくとどうしても使いたくなってしまうのが人情ですから。

ちなみに、女子プロの中には3番ウッドを抜く選手がいたりもしますから、「入れてないと恥ずかしい」ということはありません。

3番ウッドを抜いた分、新たに1本なにを入れようか。そう考えるのも、楽しいものです。

This article is a sponsored article by
''.