QTランキング117位からステップアップツアーで2勝、その後は思い切ってレギュラーツアーに舵を切ってリランキングで上位に食い込み安定した成績をキープ。そのまま賞金ランキング38位にまで上り詰めた原英莉花。2018年はプロテストにも合格し、新人戦でも優勝するなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの原の強い味方だったのがミズノのクラブだ。
一般投票で決められるというミズノプロスタッフオブザイヤーも受賞した原だが、そんな原にミズノをすすめたのは、原と同じく神奈川県出身でミズノの契約プロの幡野夏生だというウワサをキャッチ。早速本人に聞いてみた。
「そのウワサはですね、ミズノゴルフアカデミーでお父さん同士が元々仲が良くて、それで(幡野の)お父さんが(原の)お父さんにミズノを紹介をしたというのが本当ですね。それで(原英莉花も)ミズノを使うようになった。これが真実です!」(幡野)
と、本人同士ではなく、父親同士の交流の中でミズノのクラブを使うようになったのだと話した。とはいえいくら勧められても使ってみて良くなければ使い続けないはずなので、原はミズノとの相性が良かったのだろう。その流れでこの1年を振り返ってどうだったか聞いてみた。
「井上さん(井上透プロコーチ)と動画(YouTube番組)を撮るようになって、自分で言うのもなんですが、すごく好評をいただいています。動画見てるよってよく話しかけてもらえるようにもなりました」(幡野)
と、自身が出演する動画について言及。さらに、独特過ぎる表現で今年一年、そして来季に向けての目標を語ってくれた。
「この1年は神様に愛された年だったと思います。今スウィング改造をしているんですけど、ちゃんと飛ばして乗せるゴルフ、パーオン率を上げてショットで魅せるゴルフをしたいです。このオフの目標は(スペインの男子プロ)ジョン・ラームになること。ジョン・ラームみたいな選手を目指して頑張ります!」(幡野)
来シーズンもこの幡野節で女子プロ界を盛り上げていってほしい。
撮影/矢田部裕