2019年1月1日よりゴルフの新ルールが施行された。注目ポイントのひとつは旗竿を差したままでのパットが許されるようになったこと。このルール変更にプロたちはどう反応したのか?プロゴルファー・永井延宏が分析した。

「トップ選手たちの対応は、思ったよりもコンサバティブ(保守的)という印象ですね。多くのプロが、旗竿を従来通り差さずにプレーしていました」

PGAツアーの新ルール適用後最初の試合「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」をウォッチした永井の第一印象だ。

ただ、かねて旗竿を差したままのパッティングについて研究すると宣言していたブライソン・デシャンボーのように、常にではないものの、旗竿を差したパッティングを試みる選手もいた。

「ショートからミドルレンジでピンを抜いたり差したり、いろいろトライしている様子でしたね。従来のラインを読む、タッチを合わせるだけでなく、カップに入れるためのアクセントとしてピンを“使っている”という印象でした。実際、初日と2日目のパットの指標はいい数字だったようです」(永井、以下同)

永井自身、すでに5、6ラウンドを旗竿を差したままでプレーしているというが、「旗が差したままであることで入らなかった、というパットは同伴者も含めてなかった」と証言している。

そうであれば、トップ選手たちが旗竿を抜いてパットするのは、やはり差したままだとイメージが出ないというイメージ上の理由も少なくないということだろう。

画像: ピンを差したままのプレーは一般的になるか(撮影/野村知也)※写真はイメージ

ピンを差したままのプレーは一般的になるか(撮影/野村知也)※写真はイメージ

ただ、「今回は前年度の優勝者のみが出場できる出場人数の少ない試合でしたが、これが140人規模が参加する試合になれば、また異なるアプローチをする選手が出てくると思います」と永井は予言。

「旗竿なしのプレーに慣れていると、ありのプレーに違和感を覚えます。しかし、逆に考えて、2019年以降、旗竿ありが当たり前となったゴルファーにとっては、旗竿のないパットはすごく困るはず。そう考えると、ゆるやかに旗竿ありに移行していくのではないでしょうか」

ゴルフ場によっては、安全面の理由から旗竿を差したままのパットをローカルルールで禁止している場合もあるが、永井曰く「テレビで見た限りでは、プレーの進行も差したままパットすることで早くなっているように見受けられました」と、ルール変更のそもそもの趣旨であるプレーファストへも寄与するこのルール変更。

「まだ初打ちに行ってない」というゴルファー諸氏は、次のラウンドで試してみてはいかがだろうか。

※一部訂正致しました(2019.1.7 12:09)

HONMA

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