マミヤの「ジ・アッタス」、その5Xというスペックに惚れ込んだプロゴルファー中村修が、それに合うヘッドと組み合わせた“みんなのゴルフダイジェスト商品開発部”の最新ドライバー。その性能をたしかめるべく、中村修と堀口宣篤、ギアにうるさい二人のプロが試打!

50グラム台のXシャフト、これが飛ぶ!

50グラム台と軽量であることでヘッドスピードを上げ、Xと締まったフレックスであることで、頼りなさを解消し、適度なしなりを感じながらしっかり振り切って飛ばすことができる。それが、全重量帯を試打して見つけた“最強スペック”ジ・アッタス5Xの特徴だ。粘って、走る。その個性は唯一無二と言っていい。

画像: ジ・アッタス5X。50グラムと軽量ながらXと締まっていることで、絶妙にしなる。多くの人が“硬い”とは感じないはずだ

ジ・アッタス5X。50グラムと軽量ながらXと締まっていることで、絶妙にしなる。多くの人が“硬い”とは感じないはずだ

それと組み合わせたヘッド、イオンスポーツのGIGA HS797は、一言でいえば“異様に打感のいいヘッド”だ。シャキッとしながら柔らかい、その打感はまずもって体験してみる価値がある。性能的には見た目は小ぶりなのに直進性が高いのが最大の特徴。左へのミスが多いゴルファー、あるいは球が左右にバラつくゴルファーにとっては、この上なく安心して叩いていけるヘッドだ。

画像: GIGA HS797は直進性と打感の良さがなんといっても魅力。練習が楽しくなるドライバーでもある

GIGA HS797は直進性と打感の良さがなんといっても魅力。練習が楽しくなるドライバーでもある

というわけで、今回もかなりの自信作。それを、東京・新小岩にあるゴルフスタジオ「パフォーマンスゴルフスタジオ」のノリーこと堀口宣篤プロに打ってもらった。

画像: PGSTにて、中村、堀口のプロ2人が試打した

PGSTにて、中村、堀口のプロ2人が試打した

「すごくスッキリした顔ですね。打ってみると、フェース面に吸い付くような、非常に気持ちいい打感が手に残ります。これは気持ちいい! 弾道としては、中弾道でスピンの少ないライナーボールで、飛距離性能は高いですね」

と堀口。ヘッドスピード45m/s弱と軽めのスウィングながら、打ち出し角13.5度、スピン量2099rpmの低スピン弾道で、キャリー253ヤード、トータル飛距離は280ヤードを稼いだ。

画像: ヘッドスピード45m/sで飛距離280ヤード! 高打ち出し・低スピン弾道だ

ヘッドスピード45m/sで飛距離280ヤード! 高打ち出し・低スピン弾道だ

「シャフトは非常にスムーズに下りてきてくれます。Xシャフトということで硬さを感じるかと思いきや、まったくそんなことはありません。シャフトのしなりと打感の柔らかさで、とにかく打っていて気持ちいい!」(堀口)

画像: 実に見事な「いい顔」。これで直進性が高いのだから驚く

実に見事な「いい顔」。これで直進性が高いのだから驚く

1球目打ってヘッドの性能を感じた堀口は、2球目はほんのわずかにつかまえにいった結果、ヘッドスピードはほとんど同じで飛距離は285ヤードまで伸びた。多くのゴルファーを悩ませる左への引っかけ、いわゆる“チーピン”が出ないことで、気持ち良く振っていけるのだ。

画像: 少しつかまえたのがこの弾道。つかまえた分だけ飛距離が伸びている

少しつかまえたのがこの弾道。つかまえた分だけ飛距離が伸びている

そして、さらなる驚きは4球目、この気持ち良さに気を良くした堀口が、わずかに“振った”ときに訪れた。その飛距離は295ヤード! 1598rpmと極めて低スピンでありながら、打ち出し角は13.2度としっかり確保され、センターバックスクリーンへのホームランのような打球で、300ヤード級の飛距離を叩き出した。ヘッドスピードは47.2m/sと驚くような数字ではないから、いかに効率良く飛ばせているかがわかる。

画像: 直進性が高いから、パワーヒッターでも安心して“振れる”。結果は見ての通り、すごい球が出た

直進性が高いから、パワーヒッターでも安心して“振れる”。結果は見ての通り、すごい球が出た

そう、Xシャフトだからといってハードヒッター限定ということはまるでないのがジ・アッタス5X、そしてGIGA HS797の懐の広いところ。

実際、クラブをプロデュースした中村修が、ヘッドスピードをアマチュアゴルファーの平均的ヘッドスピード帯である41.7m/sに落として振っても、総飛距離257ヤードと極めて高いパフォーマンスを発揮した。

画像: ヘッドスピード42m/sでも257ヤードと、非常に好結果。このヘッドスピード帯でもまったく問題なく使える

ヘッドスピード42m/sでも257ヤードと、非常に好結果。このヘッドスピード帯でもまったく問題なく使える

「インパクトに向けて加速するとき、グッとシャフトがしなり戻って飛距離を伸ばしてくれる。だから、ヘッドスピードが40ちょっとでも250ヤードが狙えるんです。ヘッドスピード40〜45m/sが“ど真ん中”となるスペックに仕上がっています」(中村)

注意点として、ヘッドスピードが40m/sに満たないスライサーにこのスペックは合わないかもしれない。ただし、つかまりが悪いわけではないので、ヘッドスピードがある程度あるフェードヒッターには逆に非常にオススメだ。「逆球」が出ないことで、安心してコースを攻めていけるクラブとなっている。

画像: 黒い精悍なフェースながら、その打感は驚くほど柔らかい。それでいてシャキッとした気持ち良さもある!

黒い精悍なフェースながら、その打感は驚くほど柔らかい。それでいてシャキッとした気持ち良さもある!

一番勧めたいのは、ヘッドスピードが40〜45m/sで、ティショットが左右にバラつくという人、そしてチーピン持ちにも自信を持って勧められる。「飛ばせるX」、ぜひお試しあれ。

画像: ジ・アッタス「5X」の性能をマックス引き出すドライバーを開発してみた【みんなのゴルフダイジェスト商品開発部】 youtu.be

ジ・アッタス「5X」の性能をマックス引き出すドライバーを開発してみた【みんなのゴルフダイジェスト商品開発部】

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