開幕戦ではエピックフラッシュで平均249ヤードを飛ばした
「今年の武器はウェッジです。ウェッジを変えてからバックスピンがかかる方向が変わりました。今まですごくサイドスピンが多かったので、70ヤードが苦手だったんです。70ヤードを打つとどこに戻るかわからなかったのが、安定してまっすぐ戻ってくるようになったし、スピンも安定し始めました。ボールとのマッチもあるのかもしれないんですが、明らかに良くなっています」(三浦)
そのウェッジはキャロウェイのマックダディフォージド。この58度が三浦の今シーズンのカギを握ることになりそう。
昨季全体9位の246.66ヤードをかっ飛ばしたドライバーショットの相棒としては、エピック フラッシュを採用。スピンの少ない「サブ ゼロ」を、クロカゲXD60のSシャフトという男子顔負けのスペックで組み上げ、開幕戦では全体8位の249.25ヤードを飛ばした。
もちろんまだ1試合なので参考程度だが、クラブ契約を交わしたことで納得のいくまで徹底的にクラブを調整できるのは追い風になりそうだ。
もうひとつ、注目クラブになりそうなのが、24度、27度、30度をセッティングしたアイアン型ユーティリティ「XフォージドUT」だろう。昨年のQT(クオリファイングトーナメント=予選会)のときに4番アイアンに代えて採用したというクラブは、風に負けない強い球が打てるとお気に入り。
開幕戦では27度、30度も加えて、プロ仕様アイアンのAPEX プロとコンボアイアン的なセッティングで組んでいる。
クラブ契約を一新し、オフにはみっちりと走り込んで下半身を強化したという三浦。「いままで飛距離が出るのに残念なことが多かったんです。今年は飛距離だけじゃなくてショートゲームもバシバシ決めていけると思います」と、気合い十分だ。
使用ボールはクロム ソフト X のプロトタイプ。ボールに3本の線が引かれているが、三浦はこのボールで特に気に入っているところがあるとか。
「私はドライバーのティショットの時も線を合わせるんです。パターだけじゃなく、ドライバーを合わせるときにもスッと構えやすくて。3本線というのにプラスして、赤の線が少し太いんです。その太さがパター(のヘッド)の線と同じ太さだったので、構えたときにスッと合わせやすい。その分ルーティンを長くできる感じですごくいいなと思いました。安心感もあるし、自分が打つところに早く立てる。練習ではカップインの確率はいい感じです」(三浦)
と、この3本線「トリプル トラック テクノロジー」のおかげで正確にターゲットを狙えると話した。勝負ギアに勝負ボールまでキャロウェイで統一した三浦の今シーズンに注目だ。
【三浦桃香の14本】
1W:キャロウェイ エピック フラッシュ サブゼロ(10.5、クロカゲXD60、硬さS)
3W:キャロウェイ ローグ スター(クロカゲXD60、硬さS)
5W:キャロウェイ ローグ(クロカゲXD70、硬さS)
7W:キャロウェイ ローグ(クロカゲXD80、硬さS)
UT:キャロウェイ XフォージドUT(24度、27度、30度、NSプロ950GH、硬さS)
7I〜PW:キャロウェイ APEX プロ(NSプロ950GH、硬さS)
52度、58度:キャロウェイ マックダディフォージド(ダイナミックゴールド)
PUTTER:キャロウェイ オーワークス R-LINE
写真/三木崇徳
(一部内容を修正しました2019年3月14日)