3月22日から3日間ジャパンゴルフフェアが開催された。大メーカーの新製品が目立つ会場の片隅で、ゴルフトレンドウォッチャー・児山和弘が見つけたキラリと光るアイテムを紹介!

3月22〜24日に開催されたジャパンゴルフフェア2019。パシフィコ横浜に会場を移して3年目となる今年ははじめて来場者数が6万人を突破し、大いに盛り上がった。(※3日間のべ30,487人)。

ゴルフフェアの面白いところは、クラブメーカーの大型ブースやプロたちのトークショーもさることながら、その時はじめてお披露目となる新製品や、普段ではあまり見ることの出来ないマイナーメーカーの商品が展示されていることだ。今回は筆者が気になったアイテムのうちの4アイテムを紹介しよう。

画像: 「スピンアクシス」ではフェースの向きとクラブの軌道によって弾道がどう曲がるかが理解できる

「スピンアクシス」ではフェースの向きとクラブの軌道によって弾道がどう曲がるかが理解できる

まずは、ボールフライトを理解するための教材『スピンアクシス』だ。フックやスライスなど、ボールがどう曲がるかはスピン軸の傾きで決まる。よく「サイドスピンがかかってボールが曲がった」などと言ったりするが、厳密にはサイドスピンとは、バックスピンの回転軸の傾きのことなのだ。

言葉にすると難しいスピン軸の傾きを、わかりやすく模型化したのがこの『スピンアクシス』だ。フェースの向きとクラブの軌道によって、スピン軸や打ち出し方向が変わり、弾道がどう曲がるかが理解できる。一般ゴルファー向けではないが、レッスンスタジオやゴルフ部活などで活用すると面白そうだ。

画像: 東京発の地クラブ「キングペガサス」はヘッド体積500ccという超大型ヘッドを採用したルール不適合の高反発モデル

東京発の地クラブ「キングペガサス」はヘッド体積500ccという超大型ヘッドを採用したルール不適合の高反発モデル

ゴルフフェアでは地クラブなどのパーツ系クラブを多く見ることが出来る。メディアでのプロモーションにそれほどお金をかけられない小規模のメーカーにとっては、多くのゴルファーが集まり、メディアの関心も高いゴルフフェアは格好の宣伝場所だからだ。

多くのパーツ系メーカーの中、筆者が注目したのは“東京発の地クラブ”と銘打って昨年末に登場したクオイドゴルフの『キングペガサス』というドライバー。ディープバックとシャローバックの2機種のヘッドに加えて、ヘッド体積500ccという超大型ヘッドを採用したルール不適合の高反発モデルがラインナップされている。

ルールの制限以上に反発性能を高めた高反発ヘッドは他にも存在するが、500ccと大型化した点が面白い。見た目の安心感が当たりそう、飛びそうというイメージを生んでくれそうだ。地クラブは、このくらい特徴のあるクラブの方が面白いと思う。大手にはない小回りの良さを活かして、ニッチなニーズを狙って欲しいものだ。

画像: クラシックなデザインの「アジェイド」

クラシックなデザインの「アジェイド」

ゴルフシューズも様々なものがあったが、スポーティーなタイプが主流の中、クラシックなデザインの「アジェイド」が目立っていた。もともとイタリア製本革の高級シューズを輸入販売していた女性オーナーが、伝統的なデザインの良さを活かしたいという想いから生まれたブランドだという。防水、軽量などの機能を加え、価格も抑えられているのが特徴だ。写真の鮮やかなレッドのシューズは限定商品とのこと。

画像: タバタ「リフトティー スパイラル」は5月に発売される

タバタ「リフトティー スパイラル」は5月に発売される

普段あまり注目されることのないティーも、各社からラインナップされていて興味深かった。中でも長年リフトティーが愛用される老舗メーカー、タバタから5月に発売される「リフトティー スパイラル」が秀逸だ。

段付きティーは、いつも同じ高さにできる利点がある反面、その高さでしかティーアップできない。このアイテムは、ネジのようにカチッカチッと回すことで、1mm単位で高さの調節ができる。高さの調節が出来るティーは他にもあったが、調節のしやすさと高さを決めた後の固定感がいい。

メーカーによれば、打球の衝撃で高さが変わることもほとんどないらしい。そのあたりは試供品を頂いたので試してみたいところだ。サイズがS、M、Lとあり、シリーズトータルで16mm調節幅がある。価格も7本で600円+税と比較的安価なのがいい。

画像: 発売はこれからだが『太陽の塔』のヘッドカバーはゴルファーの中で人気がでそうなアイテムのひとつだ

発売はこれからだが『太陽の塔』のヘッドカバーはゴルファーの中で人気がでそうなアイテムのひとつだ

最後は、ゴルフネットワークが運営するECサイト「ゴルック」のブースから。名物店長が品揃えするセレクトショップでは、オシャレなアイテムがいくつも紹介されていたが、筆者が最も気になったのは、周囲とは一線を画するこの『太陽の塔』ヘッドカバー。なかなかの造形でただならぬ雰囲気。発売はこれからということだが、世代を問わず人気になりそうなアイテムだ。

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