みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。みなさんはゴルフマンガって読みますか? 主人公の女の子の名前がとんぼっていうんですが、ぼくはもうすっかり週刊ゴルフダイジェストに連載している「オーイ!とんぼ」の虜になっています。もうね、とんぼちゃんが可愛くて、まるで親にでもなったような気持ちで毎回ワクワクしながら読んでいます。
でもね、実は「オーイ!とんぼ」はかなりの本格的ゴルフマンガで、書かれていることは本当にためになることばかり。よくあるスポーツマンガの「秘技〇〇ショットー!」みたいなのは出てこなくて、ちゃんと技術的にも裏打ちされたショットやメンタル面の役に立つ話がたくさん書かれているんです。
僕はそんな「とんぼ」から今までもアプローチとかいろいろと参考にさせてもらいましたが、週刊ゴルフダイジェスト5/21号の「とんぼ」でまたまた気になる内容を発見してしまいました! それは、とんぼのコーチでもあるイガイガこと五十嵐一賀がとんぼにやらせた練習方法。
まず自分が打つボールの前方50センチのあたりにボールを左右に分けて置くんです。そしてその上を出球が通過するように打つ。右のボールの上を通過させた時はドローでセンターに戻ってくるように打ち、左のボールの上を通過させた時はフェードでセンターに戻るように打つ。最初はボールが曲がってこなくてもいいので、とにかく出球の方向を意識して、しっかりと前方に置いたボールの上を通過させることに集中する。
出球のラインに集中して球を打つことで、スウィングのことをあれこれ理屈で考えるのではなく、自然とスウィング軌道が変化してくるらしい。ボールの曲がり幅もコントロールできるようになるってことなので、早速練習場でやってみました!
まずは左のボールの上を通過させてフェードを打つのににチャレンジ!
僕はスライサーなので、これは楽にできる。ちょっとアウトサイドに上げてカット軌道で打ってやると、簡単に左のボールの上に打ち出せるんです。フェードボールも意外に楽に打てるのですが、曲がり幅を調整するのはちょっと難しいかな。あまり曲がらずにそのまま突き抜けるような球も出るし、こすりすぎて飛距離が出ない球も出る。でもなんとなくこんな感じかな~ってイメージは出てるような気がします。
次に右のボールの上を通過させてドローを打つのにチャレンジ!
これは難しい。基本的にアウトサイドイン軌道のスウィングなので、右に打ち出すことすらなかなか上手くいかない。かなりインサイドからヘッドを入れてくるイメージでやっと右のボールの上あたりを通過してくれる感じかな。
そして曲がらない。なんとか右のボールの上を通過させてもそのままスッポ抜けていくような球が多く、曲がったとしても毎回曲がり幅がバラバラで、完全な引っかけ球も出る。フェードに比べて、全くボールのコントロールが出来ていない感じですね。
30球くらい交互に打ってみましたが、だんだん慣れてきて打ち出し方向は安定してきたものの、ボールの曲がり幅のコントロールはなかなか難しかったです。ドローも最後のほうには打てるようになってきましたが、曲がり幅のコントロールまではなかなか上手く出来ませんね。
ただ「ボールをコントロールする」ということがとても良く分かる練習方法だと思うし、これをやっていれば確実にいろんなシチュエーションからのショットの精度が上がるだろうなと感じました。
これが出来るようになれば真っすぐのボールも打てるようになると思うし、ゴルフの幅が広がりますね。僕の場合はドローが打てるようになるというメリットも感じますが、それよりもフェードの精度がかなり上がるということのメリットが大きいと思います。
自分の持ち球の精度が上がれば、コース攻略がかなり楽になるんじゃないでしょうか。これはコツコツとやるべき練習方法だと思いました! いや~やっぱ「とんぼ」は面白くてためになるな~。