いよいよゴルファーにとっては憂鬱な梅雨の季節に突入。雨でもせっかくのラウンドはキャンセルしない! なんてゴルファーも多いが、雨の日対策はきちんとしているだろうか? 雨の日でもゴルフを楽しむ技を業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人が考えた。

ラインだけじゃない。上級者は小物や「中の服」まで気を配る

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。いよいよゴルファーにとっては厄介な季節になりましたね。雨の日はやらないよ~という方からコースがクローズになるまでプレーするという方まで雨の中でのプレーに対する考え方は様々だと思いますが、コンペや試合など、どうしてもプレーしなければならないことも多いですよね。

どうせプレーするならできるだけ快適にプレーしたいもの。今日は、色々な方に雨の日の対策を聞いてみたのでそれをご紹介したいと思います。

レインウェアを着用するのはごく普通の対策ですが、上級者に多かったのがキャップのこだわり。撥水性の良い雨用のキャップにしないとアドレスした時につばから水滴が滴ってきて集中しづらくなるからだそう。自分が持っているキャップにつけられる防水キャップカバーというものもあるそうです。

画像: これからの時期は雨の日対策は必須!(撮影/小林司)

これからの時期は雨の日対策は必須!(撮影/小林司)

ウェアを含めて撥水スプレーをかけておくと打つ前にちょっと体を動かすだけで水滴が落ちるから直後のショットにも集中できるとか。かさばるのを防ぐためハーフパンツにハイソックスを着用したり、吸水速乾のウェアを着たりと中のウェアに気を配る方もいました。

グローブの対策をしている方も多かったですね。雨用のグローブを常備する。常にグローブを複数枚準備しておいて、気になるぐらい濡れてしまったら交換するといった一般的な対策の他に、雨の日だけ両方グローブをする方、反対に素手でプレーするなんて方もいらっしゃいました。これは乾燥肌の方、手汗をかきやすい方など体質に合わせた対策のようです。

画像: 濡れたらすぐに交換できるように複数枚のグローブは必携だ(撮影/田中宏幸)

濡れたらすぐに交換できるように複数枚のグローブは必携だ(撮影/田中宏幸)

上記は、快適にプレーする対策が主ですが、より良いショットを打つためにはギアにも気を配る必要があります。例えば、弾道調整機能付きのドライバーをお使いの方でしたらロフトを増やす方向にすると良いですね。地面が濡れるとランが少なくなるため、晴れの日以上にキャリーが重要になります。ロフトを増やすと安定したキャリーが出しやすくなるので飛距離ロスを抑えることができます。

それとチェックしておきたいのがグリップです。硬質化していたり、すり減っていたりする状態で雨の日にプレーすると支えきれず、クラブがすっぽ抜けてしまう可能性もあります。交換するのがベストですが、時間がない場合はプレー前に濡れタオルで擦った後、乾いたタオルで拭き取るだけでも多少はグリップ力が戻るのでやっておくと良いですよ。

ちなみに私は雨の日の対策は、レインウェアはよほどの雨じゃない限り下だけを履き、速乾のウェアを着用して傘を使います。グリップが滑りにくいモデルを使用しているので、グローブが濡れてきたら素手でプレーしています。雨の日はグリーンが止まりやすいので意外な好スコアが出たりするんです。

ちょっとした工夫をして雨の中でも楽しくプレーしましょう~! 

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