「車は内装を選べたりするので、納期は半年ほどかかります。試合によっては換金できるらしいと聞きました。何かを1年分、というのは1年分一気に来る場合もありますし、月々に分けてくる場合もあります。お肉なんかは月々分けて送られてきましたが、私はツアーで転戦しているので全部は食べられないため、お世話になっている人やゴルフ場さんに贈ったりもしましたね。お米がたくさんきたときもやっぱり食べきれないので、学校に寄付しました」(勝)

と、自分だけではなかなか消費しきれないということを明かしてくれた。大会によっては副賞がボートや重機なんてこともあるが、こういうのはどうするの?

画像: クルマは内装などを選び、納車は半年後くらいになるとか(撮影/岡沢裕行)

クルマは内装などを選び、納車は半年後くらいになるとか(撮影/岡沢裕行)

「私はそういう副賞はまだもらったことはないですが、意外と親戚や知り合いに船舶免許を持っている人がいたり、農家の人なんかは重機を使ったりするので『優勝したらちょうだいね!(笑)』なんて言われたりします。結構必要なのかもしれないですよね」(勝)

と赤裸々に答えてくれた。女子ツアーの優勝賞金は1260万円~3600万円と試合によって約3倍の開きがある。次のシーズンのシードを獲るためには賞金ランキングで50位以内に入らなければならないので、プロにとっての賞金は「お金を稼ぐ」という意味に加え、「来年の職場を確保する」という意味もある。

現実の銀行口座に振り込まれる現金としての賞金と、ランキング形式で争う獲得ポイント的意味合いでの賞金、そのどちらをもを求めて、プロは今週も戦いに向かうのだ。

取材大会/アネッサレディス  

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