スロースターターの松山英樹が3Mオープンで初日から7アンダー「64」をマークし、2位タイの好スタートを切った。松山にとって「64」は今季初日のベストスコア。この勢いのまま4日間好プレーを貫き2年ぶりの勝利を掴めるか? 

今季平均スコアは69.860で部門別ランキング15位。データを紐解くと平均スコアがもっとも良いのが第3ラウンド。68.75は全体の6位でムービングデーに強いことがわかる。

逆にもっとも悪いのが第1ラウンドで平均70.31(63位)。スロースターターといわれる所以である。さらに最終ラウンドが平均70.25(65位)なのが2年間優勝から遠ざかっている原因のひとつ。
ムービングデーに上位を猛追しても最終日の足踏みで壁を突き破れずにいるのが現状だ。

ドライビングディスタンスは304.6ヤードで25位と十分。そのほかグリーンを狙うショットの精度やアプローチなどはいずれもトップ10以内に入っている。

ただ足を引っ張っているのがパッティングだ。ストロークゲインドパッティング(パットがスコアに及ぼす影響)はマイナス0.53で121位。平均パット数も1.761で94位と下位。

画像: パッティングのスタンスが狭くなっている松山。(写真は2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

パッティングのスタンスが狭くなっている松山。(写真は2019年の全米プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

各ラウンドの平均パットは平均スコアと呼応しており第1ラウンドが29.50(139位)、最終ラウンドが29.25(130位)。初日と最終日はとくにグリーン上で苦しんでいる様子がデータから浮き彫りに。

3Mオープン初日のラウンド後、地元テレビのインタビュアーが「パッティングのスタンスが狭くなったのでは?」と指摘すると松山は「いろいろ試してみて今日は狭めのスタンスで上手くいきました」と応じていた。

試行錯誤を続けながら行く先に光明が射してきたように思えるが果たして…?

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