「今日は200球打つぞ!」と意気込んで練習場へ行くアマチュアは多い。1000本ノックじゃないけれど、やっぱりうまく打つためには数をこなしてナンボ……という考えが間違っているとは言わないが、女子プロたちはもっとはるかに少ない球数で練習を切り上げることもあるようだ。一体なんで!? プロたちに聞いてみた。

「自分で『ここを直したい』と思って練習しているところと、実際に打った球筋が一致したら終わりにします。たとえば私には右肩が倒れるクセがあるんですけど、右肩が倒れないでいい球が出て、フィーリングがいいなって思った時にやめますね」(安田)

安田も他のふたり同様、いいイメージでやめるという。では、どうしてもいいイメージが出なかった場合は?

画像: いいイメージが出なかった場合はドリルだけをこなして練習を終わるという安田彩乃

いいイメージが出なかった場合はドリルだけをこなして練習を終わるという安田彩乃

「もちろんいいイメージのときにやめたいですけど、もう今日はダメだ―って時には球筋関係なく、ドリルだけをしっかりやって終わりにしますね。でも、試合のときはいいイメージで打てれば15球や20球で終わるときはざらにあります。イメージの良いままコース出たり、試合のあとの練習ならそのまま帰ったり。練習ラウンドのときはもう少し打ちますけどね」(安田)

いいイメージが出なかった場合は割り切ってドリルだけをこなして終わりにすると話してくれた安田。これは我々アマチュアにも参考になる話だ。

プロとアマチュア、練習内容には差があれど、練習に臨むスタンスはマネできるもの。これを読んだアマチュアのみなさん、今後の練習ではぜひ「いいイメージ」で終わりにしてみてはいかがだろうか?

取材大会/アネッサレディス  撮影/矢田部裕

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