「資生堂アネッサレディス」を5位タイでフィニッシュしたイ・ボミ。残りシーズンで復活優勝はあるのか? プロゴルファー・中村修がそのスウィングに注目した。

「これまでは手をどこにあげてとか、(自分の)スウィングとばかり戦っていて、コースと戦えていませんでした」と渡邊トレーナー。スウィングを大きく変えるのではなく、手首の角度など、小さな違和感をひとつひとつクリアにしていくことで、“気持ち悪い”と感じる要素を排除し、ボミ選手本来の思い切りの良いスウィングを取り戻している過程だと言います。

「(復活優勝を遂げた)石川遼くんのことを、トレーニングしながら話しました。第3ラウンドでトップと7打差になった状況から、ファイナルラウンドで追いつき、プレーオフで優勝したことを聞くと、自分に照らし合わせて感じることもあったようです。先週の結果は自信になったと思いますので今週(ニッポンハムレディス)は大事です。グリーンが硬くて難しいので不安はありますが、ブレずに貫いてやろうと話しています」(渡邊トレーナー)

画像: 笑顔のボミの復活は近い……!? (撮影/岡沢裕行)

笑顔のボミの復活は近い……!? (撮影/岡沢裕行)

調子が悪く、思った方向に打てないことが多いと、どうしてもインパクトが軽くなりますが、直近の試合ではインパクトが重く、振り抜きもよくなっていると感じました。

男子ツアーでの石川遼に次いで、女子ツアーではイ・ボミが復活優勝となれば、ゴルフ界にとっても非常に明るいニュースになります。復活したイ・ボミが、台頭してきた黄金世代の若手と渡り合う。そんな展開を、多くのファンとともに待ち望みたいと思います。

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