PGAツアー「3Mオープン」を7位タイでフィニッシュした松山英樹。その試合で松山が使用したユーティリティがテーラーメイドの「バーナーレスキュー」。なんと12年前のモデルだ。一体どんなクラブなのか、松山のクラブは基本的に購入して試すというゴルフトレンドウォッチャー・コヤマカズヒロが今回も買って、打った!

「飛ばないユーティリティ」を選んだ理由を探る

「3Mオープン」では、初日「64」と好スコアをマークし、優勝争いの末、7位に終わった松山英樹。優勝がないので、不調と思う向きもあるが、今季5回目のベスト10フィニッシュ、予選落ちなしと確実に調子は上向いている。

画像: 全米プロゴルフ選手権ではPING「G410 ハイブリッド」を使用していた松山だが、3Mオープンでは違うクラブをバッグイン(撮影/姉崎正)

全米プロゴルフ選手権ではPING「G410 ハイブリッド」を使用していた松山だが、3Mオープンでは違うクラブをバッグイン(撮影/姉崎正)

そんな松山だが、ユーティリティがテーラーメイドの「バーナーレスキュー」に変わっていた。これはなんと12年前のモデルだ。なんでも、松山自身が学生時代に購入したものらしい。

「バーナー」という名前のクラブは数あれど、2007年に発売されたモデルは同時代から非常に評価が高く、通称「07バーナー」などと呼ばれている。それ以前の時代のクラブは、プロ・上級者向けの難しいモデルと、よりアベレージ層向けのやさしいモデルがラインナップされていて、やさしいモデルには、プロは見向きもしなかったものだ。

画像: 12年前のモデル「テーラーメイド バーナーレスキュー」

12年前のモデル「テーラーメイド バーナーレスキュー」

ところが、「07バーナー」はプロや上級者にも使用者が多く、アマチュア同様のやさしいモデルをプロが使う契機になった。投影面積が大きい深低重心で、低スピンで飛ばせる、その先の時代を予見するようなクラブだった。とくに、オープンフェース仕様の「バーナーTP」の評価が高い。

以上は、ドライバーの話で、正直、ユーティリティにはあまり印象がなかった。そこで松山と同じ19度を自費購入して、試打を行ってみた。

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