6月初旬のヨネックスレディース以降、6試合に出場してトップテン4回と調子を上げている三ヶ島かな。ドライバーの飛距離アップに成功し、大東建託・いい部屋ネットレディスでの初優勝が期待される三ヶ島のスウィングにプロゴルファー・中村修が注目した。

ここ6戦でトップテン4回

昨年、シード選手としてツアーに参戦しながらも、プロ資格を持っていなかったことからツアーを休んでプロテストを受験し見事合格。さらにはシード権も見事に獲得しその実力を示した三ヶ島かな選手。

今季は開幕から6戦して4回の予選落ちを喫しましたが、6月からは3位タイ、8位タイ、3位タイと調子を上げてきています。

そのゴルフの特徴は、フェアウェイキープ率77.49%で堂々の2位という抜群に安定したドライバーショットです。「リゾートトラストレディス」で、契約先のブリヂストンゴルフのニューモデル「ツアーB JGR」ドライバーを手にする三ヶ島選手に話を聞くと、昨年よりも2打目が1番手違うのを感じていると言っていました。

画像: ブリヂストンのニュードライバー「ツアーB JGR」でツアーを戦う三ヶ島かな

ブリヂストンのニュードライバー「ツアーB JGR」でツアーを戦う三ヶ島かな

データを見ても、昨年の平均飛距離227.59ヤードから、今季は231.45ヤードと4ヤードほど伸びています。飛距離アップしたことで、ゴルフがいいほうに回っているようです。

武器になっているドライバーショットを見てみると、アドレスでややストロングに握った左手グリップ(写真左)が、インパクト直前(写真右)でも同じ左手の甲の向きに戻ってきています。グリップの握り方と左手の使い方がマッチしていることで正確な方向性を生んでいると言えるでしょう。

画像: インパクト(右)でアドレス時の手の形(左)に戻せているから、狙った方向に飛ばすことができる(写真は2019年のリゾートトラストレディス 撮影/小林司)

インパクト(右)でアドレス時の手の形(左)に戻せているから、狙った方向に飛ばすことができる(写真は2019年のリゾートトラストレディス 撮影/小林司)

もう1点上げるとすれば頭の位置に注目します。切り返し以降徐々にターゲット方向に向きを変えていますが、決してターゲット方向に突っ込んではいません。ボールの右側に残すことでしっかりとボールを打ち抜いています。

体を残してボールの右側から”かめはめ波”を放つようなイメージですね。そうすることで、ビハインド・ザ・ボールの形になり緩やかなアッパー軌道でボールをとらえています。

画像: 顔の向きはターゲットを向くが、頭の位置は動かない、まるで「かめはめ波!」的なインパクト(写真は2019年のリゾートトラストレディス 撮影/小林司)

顔の向きはターゲットを向くが、頭の位置は動かない、まるで「かめはめ波!」的なインパクト(写真は2019年のリゾートトラストレディス 撮影/小林司)

スタッツを見るとパーセーブ率も5位とアプローチが上手い。唯一パットの数値が悪いようですが、2週前の3位タイで終えた「サマンサタバサレディス」ではパットも改善し、兆しが見えています。この勢いなら初優勝を挙げる日も近いのではないでしょうか。期待です。

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