渋野日向子の2位スタートが刺激に
「コースはほとんどアップダウンはなくて、北海道のコースみたいな感じです。涼しくて気持ちいいですよ。グリーンは小さいけどアンジュレーションがあってスピードは速くないです。10.5フィートくらいです。風もほとんど吹いてなくて回りやすいですね。日本のセッティングよりもフェアウェイが結構広くて思い切って飛ばしていけるコースです」
そう語ってくれた木村キャディ。全英オープンの会場というとリンクスというイメージがあるが、今回の全英女子オープンの開催コースであるウォーバーンGCは日本人選手との相性が悪くなさそう。一方、食事は“英国の洗礼”を受けたようだ。
「食べものは日本食に行ったのですが、まったく食べたことない日本食の味で無理でした(笑)。それから他に日本食をみつけたのでそのお店ばかり行ってます」
国内で予選落ちが続いていた勝みなみだったが、16位タイで終えた先週の「センチュリー21レディス」から調子は良くなってきているようだ。
「いい感じでプレーできてます。初日は、2アンダーでしたがもう少し出せそうでしたね。練習ラウンドではネリー・コルダやフォン・シャンシャンと回りました。ネリーは身長も高く、スウィングもすごくて“マン飛び”なんです。でも(セカンド地点に)行ってみたら距離が変わらないんですよ。やっぱりみなみちゃんスゲーと思いましたね。海外に目が向いてることもあるので、やっていける自信になると思います」
さて、勝と同じ2アンダーには横峯さくら、上原彩子がいるが、初日の大きな話題といえば渋野日向子の6アンダー2位スタート。勝はそれにも大きな刺激を受けているようだ。
「渋野選手が上位に入っているので、日本人同士で刺激し合って良いと思います。負けてられないというモチベーションにもなるでしょうし。来年の出場権も欲しいので、あと3日間頑張りたいですね」
勝も渋野も黄金世代。国内ツアーで大活躍する黄金世代の、海の向こうでの活躍にも、大いにエールを送りたい。