「それが結構忙しいんですよ」
「それが結構忙しいんですよ。レギュラーツアーはありませんが、地方オープンとアベマTVツアーが毎週のようにあるんです。杜の都仙台チャリティプロアマトーナメントに札幌オープン、中部オープンとかね」
「レギュラーツアーのないひと月半の間、なにをしていますか?」という答えにそう答えてくれたのはベテランの丸山大輔。若手の中西直人に聞いても答えは同じだ。
「(日本プロから)セガサミーまで1か月半あるのですが、地方オープンとアベマTVツアーに出る予定です。しっかり調整する時間もあるのでセガサミーには調子を整えて上位争いすることを目標にしています」(中西)
日本プロの翌週には中部オープン。7月19、20日は北陸オープン。7月末には杜の都仙台チャリティプロアマトーナメント。今週はAbemaTVツアー「TIチャレンジ in 東条の森」が8月3日までの日程で開催され、九州では4日間競技で、優勝賞金300万円+協賛金200万円という「九州オープン」が開催中だ。
その後も8月9日、10日は岩手県オープン、17、18日は札幌オープンといった具合に、毎週のように日本のどこかで試合がある。ウェアブランドのパーリーゲーツが主催する「フューチャーGOLFツアー」もまさにこの週末開催だし、ミニツアー「ISPS HANDA ツアー!!」も盛んに開催されている。
レギュラーツアーはなくとも、小さな試合は意外と多い。その結果「夏休みはありません」(丸山大輔)ということになるようだ。
これらの試合の出場選手を見ると、地元のプロたちの名前に混じり、レギュラーツアーでバリバリに活躍する選手の名前が散見される。夏の間に小さい試合で腕を磨いて試合勘を養い、男子プロには8月後半のツアー再開以降、熱いプレーを見せてもらいたいものだ。