石川遼の感動的な復活優勝で幕を下ろした「日本プロ」から早一カ月。長い休みが続いている国内男子ツアー。8月22日開幕の長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップまで実にひと月半の間試合がないが、その間男子プロたちは一体なにをしているのか? 選手に話を聞いてみたら……意外と多忙!?

「それが結構忙しいんですよ」

「それが結構忙しいんですよ。レギュラーツアーはありませんが、地方オープンとアベマTVツアーが毎週のようにあるんです。杜の都仙台チャリティプロアマトーナメントに札幌オープン、中部オープンとかね」

「レギュラーツアーのないひと月半の間、なにをしていますか?」という答えにそう答えてくれたのはベテランの丸山大輔。若手の中西直人に聞いても答えは同じだ。

画像: 石川遼の復活で大いに盛り上がった7月4日開幕の日本プロゴルフ選手権から8月22日開幕の「セガサミー」までレギュラーツアーの試合はないが……(写真は2019年の日本プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

石川遼の復活で大いに盛り上がった7月4日開幕の日本プロゴルフ選手権から8月22日開幕の「セガサミー」までレギュラーツアーの試合はないが……(写真は2019年の日本プロゴルフ選手権 撮影/姉崎正)

「(日本プロから)セガサミーまで1か月半あるのですが、地方オープンとアベマTVツアーに出る予定です。しっかり調整する時間もあるのでセガサミーには調子を整えて上位争いすることを目標にしています」(中西)

日本プロの翌週には中部オープン。7月19、20日は北陸オープン。7月末には杜の都仙台チャリティプロアマトーナメント。今週はAbemaTVツアー「TIチャレンジ in 東条の森」が8月3日までの日程で開催され、九州では4日間競技で、優勝賞金300万円+協賛金200万円という「九州オープン」が開催中だ。

その後も8月9日、10日は岩手県オープン、17、18日は札幌オープンといった具合に、毎週のように日本のどこかで試合がある。ウェアブランドのパーリーゲーツが主催する「フューチャーGOLFツアー」もまさにこの週末開催だし、ミニツアー「ISPS HANDA ツアー!!」も盛んに開催されている。

レギュラーツアーはなくとも、小さな試合は意外と多い。その結果「夏休みはありません」(丸山大輔)ということになるようだ。

これらの試合の出場選手を見ると、地元のプロたちの名前に混じり、レギュラーツアーでバリバリに活躍する選手の名前が散見される。夏の間に小さい試合で腕を磨いて試合勘を養い、男子プロには8月後半のツアー再開以降、熱いプレーを見せてもらいたいものだ。

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