まだまだ猛暑が続いているこの時期のゴルフは猛暑対策が欠かせない。帽子に日焼け止め、氷のう、さらには保冷バックに多くの飲み物を用意するなど、多くのゴルファーが熱中症対策を行っている。そんな暑さ対策グッズの最先端ともいえる“空調服”をトレンドウォッチャー・コヤマカズヒロが試した!

涼しい? 気にならない? 音は!?

“空調服”をご存知だろうか。

小型のファンで服の内部に空気を取り込み、汗を蒸発させることで気化熱によってカラダを冷やすという機能ウェアだ。近年の記録的な猛暑が追い風となり、こうした空調服が人気となっている。メディアで紹介されることも多いようだ。

ゴルフは炎天下を長時間歩くスポーツ。猛暑対策はかかせない。氷嚢はすでに必須アイテムだし、保冷バッグに多くの水分を入れたり、塩飴を舐めたりと多くのゴルファーが熱中症対策を行っている。ゴルフでも空調服が活用できれば、と考えるのは自然ではないだろうか。

そんなニーズもあってか、今年、プロギアから発売されたのが「エアーコンポ」。これを着用して、夏ゴルフにどれだけ有効なのか、その実効性を試してみた。場所は、男子ツアー秋の陣、ブリヂストンオープンでおなじみの袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース。

名門らしく、乗用カートを使わず、歩きでのプレーが基本になるコースだ。余談だが、袖ヶ浦CCでは5年前から短パン短ソックスでのプレーがOKになったという。各ゴルフ場も近年の酷暑への対策を求められているようだ。

画像: プロギアから発売された「エアーコンポ」を着用してラウンドした。この熱中症対策グッズはこの暑さに最適か?

プロギアから発売された「エアーコンポ」を着用してラウンドした。この熱中症対策グッズはこの暑さに最適か?

「エアーコンポ」は背面腰部の2つのファンが回って外気を取り込むしくみ。着用してみると、慣れないせいか腰のあたりに異物を感じる。そしてファンを動かすバッテリーがずっしりと重い。バッテリーは連続8時間の使用が可能で、オンオフやファンの出力調整もバッテリーで行う。内ポケットに入れると、さすがに重みが気になるが、付属のバッテリーケースに入れてベルトに取り付けると、さほどは感じなくなる。

さて、実際にスイッチを入れると、2つのファンがうなりを上げて回転し、服の内側に空気が流れていくのがわかる。いささかオーバーに表現すれば、自分が風船になって膨らんでいるような感覚だ。まさに風船おじさんといったところか。

ファンが回り始めると、カラダの温度が徐々に下がっているのがわかる。服の中で空気が流れて、常に風を感じているような感覚だ。気化熱を利用しているので、少し汗をかいた状態で着ると効果が発揮しやすい。冷房の効いたクラブハウスでも着てみたら、少し寒いくらいだった。

画像: スイッチを入れると背面腰部の2つのファンが回転し、服の内側に空気が流れていく。屋外で働く人に人気だが、ついにゴルフ界にも

スイッチを入れると背面腰部の2つのファンが回転し、服の内側に空気が流れていく。屋外で働く人に人気だが、ついにゴルフ界にも

プレー中、常時カラダの温度を下げてくれるので、酷暑でのゴルフがだいぶ楽になるというのが率直な感想だ。着ただけで、天国のように涼しく快適にプレーできるような魔法の服ではないが、カラダの負担はずいぶん軽減できそうだ。

熱がこもらないので、熱中症対策にもなるだろうが、汗を蒸発させるしくみからいっても、水分補給はこまめに行う必要がある。加えて、日傘や氷嚢など、他の暑さ対策と併用するといいだろう。

プレー中、意外と気になるかもしれないのがファンの音だ。同伴プレーヤーの動きが止まり、グリーン周りが静寂に包まれるパッティングの際、ブオーンという回転音が聞こえてくる。筆者個人は気にならなかったが、神経質なプレーヤーは嫌がるかもしれないので、状況に応じて、ファンをOFFにしてもいいかもしれない。また、出力を下げると音は小さくなる。

スウィング中もファンの存在が気になるといえば、気になった。アドレスすると、脇腹あたりからブオーンと振動音が聞こえるのだ。服の中を滞留する空気の流れもなんとなく落ち着かない感じもある。しかし、結果は意外と良好だったし、意外にスウィング中の動きにくさもなかった。

面白かったのは、仲間の同伴プレーヤーやキャディさんに大ウケだったこと。まだまだゴルフ場で使う人は少ないためか、「それ本当に涼しくなるの?」と質問攻めにあった。ベストタイプ、半袖タイプとも2万円超えとお試しで購入するにはちょっとお高いが、酷暑のゴルフを乗り切るには、ぜひ活用したいアイテムだ。

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