人には利き手があるように、実は利き目というのがある。この利き目が実はパッティングにおいて重要だと話すのが業界屈指のギアオタクでクラブフィッターの小倉勇人。その理由を聞いた。

利き目が違うとヘッドの見え方が変わる!

みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。突然ですが、みなさんはご自身の利き目をご存知ですか? 通常の生活にも影響し、右打ち、左打ちを決める大きな要因となる利き手はご存知だとは思いますが、知らなくても生活にほとんど影響のない利き目は、自分が左右どちらか把握している方は意外に少ないのではないでしょうか。

調べ方は簡単です。適度に離れた目標の物体を、両目で見ながら指で丸を作ってその丸の中に入れてください。丸の中に入ったら、両目を交互につぶり、目標物が丸の中に残っているほうの目が利き目です。

画像: パッティングのときのヘッド、みなさんはどう見えていますか?(撮影/有原裕晶)

パッティングのときのヘッド、みなさんはどう見えていますか?(撮影/有原裕晶)

利き目が違うと、主にヘッドの見え方が変わってきます。個人的に一番影響が大きいと思っているのは、パッティングです。なぜパッティングで利き目の影響が大きいのかというと、シビアにフェースの向きを合わせる必要があるからです。

通常のスウィングするクラブは、様々なライから速いヘッドスピードでボールを打つため、シャフトのしなり具合やインパクト時のヘッドの挙動等、複雑な要素が絡み合ってボールが飛んでいくのでアドレス時のフェースの向きは大切ではありますが、それほどシビアに合わせる必要はありません。それにターゲットがよほどシビアな条件でない限り、フェアウェイやグリーンなど比較的広いエリアで良いため、少々フェースの向きにズレがあっても大きな怪我にはなりません。

対するパッティングは、狙った方向とタッチが少しでもズレてしまうと狙ったラインから外れてしまいますし、ターゲットであるカップも小さいのでストレートのラインでも精密にボールの打ち出す方向を管理する必要があります。そのためにはアドレス時にフェース面を正確に打ち出す方向に合わせることが重要になるため、目標に正確に構えられるパターが必要になってきます。

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