ゴルフ大好きな“ゴルフバカ”のイラストレーター・野村タケオが目をつけたのは、渋野日向子が取り組んだという「クロスハンドドリル」。果たして全英女王ばりに上達することはできるのか!?

改めて気がつく、基本の大切さ

みなさんこんにちは、ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。渋野日向子プロのフィーバーがまだまだ続いていますね~。全英女子オープンというメジャーに勝ったわけだし、ニコニコしながら楽しそうにゴルフをするプレースタイル、ファンサービスも素晴らしいってことで、注目されるのは当然ですよね。

渋野プロが注目されれば、彼女の使用クラブやスウィング、どういう練習をしているのか? ってことにも注目が集まります。彼女の使っているクラブなんかはかなり人気で品切れが続いているとか。そして彼女を指導してきた青木翔コーチにもやっぱり注目が集まっています。

そんな青木コーチのレッスンが週刊ゴルフダイジェストで3週連続掲載されているのですが、9/17号に「”しぶこ”が初めて取り組んだドリルです」ってのが載っていたので、やってみることにしました!

画像: 初めてのドリルってきくとなんだか貴重な感じがしませんか?

初めてのドリルってきくとなんだか貴重な感じがしませんか?

さて渋野プロが青木プロから最初に課せられたドリルってなんなのでしょうか? それはズバリ「クロスハンドでハーフショット」です! 読んで字のごとくクロスハンドにクラブを握ってハーフスウィングでボールを打つわけですが、たまにゴルフ雑誌とかでも見かけるこのドリル、一体どんな効果があるのでしょうか?

画像: 左手が下に来るクロスハンドグリップ

左手が下に来るクロスハンドグリップ

このドリルの目的は「上体の起き上がりを解消」。クロスハンドで握ってショットをすると少しでも左肩が起き上がったらトップしたり、ひどい場合には空振りしちゃうこともあるらしい。前傾角度や左サイドが起き上がっていないかということが簡単にチェックできる練習法ということなんです。

以前に記事で読んだことがあるのですが、渋野プロも青木プロに習い始めた頃はインパクトでの上体の伸び上がりがあったようで、それを矯正する為に頭を押さえてもらってボールを打ったりしていたようです。このクロスハンドドリルもその矯正のための練習法のひとつなんでしょうね。僕もインパクトで上体が起き上がってしまう癖があるので、このドリルにはとても興味があります。

画像: 実際にやってみるとすごく難しい!

実際にやってみるとすごく難しい!

さっそくクロスハンドでボールを打ってみました。ただ手の位置が上下逆になるだけで、しかもハーフショットだからそんなに難しくないと思っていたのですが、それが大間違い。まともにボールに当たりません……。

もちろん上体が起き上がり気味になってしまうから上手く打てないってこともあるのでしょうが、かなりそれを気にしながら打ってもなかなか上手く打てない。空振りこそしませんが、トップしたり、シャンクまで出る始末。最初はちょっとなめてたので、7番アイアンでやってみたのですが、あまりにも当たらないのでサンドウェッジに持ち替えてみたら、なんとか当たるようになりました。

画像: 上体が起き上がったり、手打ちになるとまともにボールに当たりません。

上体が起き上がったり、手打ちになるとまともにボールに当たりません。

それでもなかなか芯には当たらないので、どうすればいいのかと思い、もう一度記事を読んでみると「腹筋を使って打つ」というのが大事みたいです。んで、しっかりと腹筋を意識してスウィングしてみたら、やっと芯に当たる確率が上がってきました。どうしても最初のうちはボールにうまく当てようとして手打ちになってしまっていたようです。

やはり腹筋をしっかりと使ってスウィングするというのが上体の起き上がりを防ぐことになるし、手打ちにならないために大切なことなんでしょうね。インパクトの時には右手首の角度をキープして、少しハンドファーストになる感じにできれば、ボールを押し込めているインパクトが出来るような気がします。

画像: しっかりと腹筋を意識してスウィングするのが大事!

しっかりと腹筋を意識してスウィングするのが大事!

とてもシンプルな練習方法ですが、これは続ければけっこう効果があると思いました。練習場に行けなくても素振りだけでも出来ると思いますが、やっぱボールを打ったほうがちゃんとした動きが出来ているのかの確認がしやすいでしょうね。家の中でプラスチックの練習用ボールを使うってのもいいかと思います。

こういう基本的な練習をコツコツと続けてきたということが、強い渋野プロを作り上げたんでしょうね。基本が大事。飽き性の僕ですが、頑張ってやってみようと思います! みなさんもぜひやってみてください!

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