開催中のデサントレディース東海クラシックでは、土曜日に恒例のドラコン大会が開催される。そこに参加を表明している葭葉ルミが、大会の練習日、黙々と“ドラコン用クラブ”で練習している姿があった。まさか試合よりドラコンに照準を合わせてる!? 実はそこには、飛ばし屋ならではの理由が隠されていた。

その飛距離で練習場でもひときわ目を引く葭葉ルミの打席。デサントレディースの練習日にも、打席で快音を連発する葭葉の姿が目についたが、どうも様子がおかしい。いつも以上に飛んでいる!? それもそのはず、この日葭葉が練習していたのは、47インチのドラコン用クラブなのだ。

画像: 今大会の恒例イベント「ドラコン大会」に出場するという葭葉ルミ。

今大会の恒例イベント「ドラコン大会」に出場するという葭葉ルミ。

クラブは長ければ長いほどヘッドスピードが上げやすく、飛ばしには有利。そのため、ドラコン競技ではルール限度の48インチのドライバーを使用するのが一般的だ。葭葉の場合、それよりは1インチ短いものをドラコン用にテストしていた。

本番前にドラコンの練習をしていたらかえって調子が狂ってしまうのでは? そんな考えも脳裏をよぎるが、関係者の話によれば、葭葉は切り返しで間が持てるので、クラブが長くなってもタイミングがとれるのだという。

葭葉本人に話を聞くと、ドラコン用クラブで練習するのは、むしろ本番に向けての練習のようだ。

「ドライビングディスタンスが落ちてきたので、振る意味も含めて(ドラコンに)出ようかなと思っています。試合のスウィングとは20ヤード以上違いますね。目一杯行きます!」(葭葉)

画像: 飛距離を取り戻すのが狙いだという葭葉(写真は2019年の日本女子プロゴルフ選手権 撮影/岡沢裕行)

飛距離を取り戻すのが狙いだという葭葉(写真は2019年の日本女子プロゴルフ選手権 撮影/岡沢裕行)

ドラコンに出ることで、自分のなかの“振る”本能を覚醒させ、落ちてきた(とはいえ平均254.10ヤードで全体の2位だが)という飛距離を取り戻すのが狙いだ。

果たしてドラコンの行方はどうなるかーーいずれにしても、葭葉ルミが優勝候補の一角であることは間違いないだろう。

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