上りはジャストタッチとオーバー目に二分。下りは全員ジャストだが……
12名の女子プロにパターの距離感について上りと下りそれぞれ「ジャストタッチ」か「オーバー目」かを選んでもらった。すると上りでは「オーバー目」と答えたのが8名、「ジャストタッチ」と答えたのが4名だった。
下りでは12名全員が「ジャストタッチ」と回答。アマチュアゴルファーの中には下りではカップの手前に仮想カップをイメージするケースもあるが、プロは全員「ジャストタッチ」だ。まずは「上りはオーバーめ、下りはジャストタッチ」と答えた選手たちの意見から見てみよう。
「パットの距離感ですか? 下りはジャストタッチで、上りは1カップくらいオーバーのイメージですね」(松田鈴英)
という松田鈴英の意見が代表的。丹萌乃、蛭田みな美、竹内美雪、三ヶ島かな、工藤優海の6選手が「上りはオーバー目、下りはジャストタッチ」と回答。
「下りはジャストで、上りは少しオーバーですね。最後のひと転がりで入るくらいのスピードのイメージのほうが、ラインが作りやすいし、ミスが少ないと思います」(蛭田みな美)
一方で上りでもオーバー目ではなく、ジャストタッチで打つというのは渡邉彩香、菅沼菜々、川﨑志穂の3選手。その中でも印象的なコメントをしてくれたのが菅沼菜々だ。
「小さいころから得意なのがパターなんですけど、タッチの練習を凄いしていたので距離のあったタッチでコランって入れる感じ(のイメージ)です」(菅沼菜々)
さて、下りは12人全員がジャストタッチと回答したが、なかには「下りは基本ジャストタッチだけど、少しだけオーバーするイメージ」という女子プロもいた。小祝さくら、田中瑞希、山路晶の3人。一体どういうことか、小祝さくらはこう答える。
「下りでもジャストタッチではあるんですけど、ショートはしないようにカップのほんのちょっと先くらい。カップ1、2個くらいオーバー目で見てます。上りだと1メートルくらいはオーバーするイメージでラインを見ていますね」(小祝さくら)
女子プロたちの意見を参考に、しっかりと距離感を合わせていこう!
取材大会/ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント 撮影/矢田部裕
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